2023 船橋 かしわ記念 JpnⅠ追い切り考察【調教】

南関競馬

ダート専門無料ブログの【砂の祭典】がお送りします2023年5月4日(木曜)南関競馬船橋11R かしわ記念(JpnⅠ・ダ1600m)の追い切り考察のブログ更新となります。

 

以前は頻繁に更新していた追い切り考察も現在は休止中であり不定期更新としていますが…

今回ゴールデンウィーク中もありかしわ記念だけは久々に追い切り考察を更新します。

(他にも交流戦重賞や南関重賞もある中かしわ記念のみの更新となってしまい申し訳ないです)

 

 

 

出走メンバー

 

・ 1.ヴァレーデラルナ  牝4  戸崎 55

・ 2.メイショウハリオ  牡6  浜中 57

・ 3.スピーディキック  牝4  御神本 55

・ 4.シャマル  牡5  川田 57

・ 5.ソリストサンダー  牡8  松山 57

・ 6.カジノフォンテン  牡7  澤田 57

・ 7.ハヤブサナンデクン  牡7  津村 57

・ 8.ミスティネイル  牝7  松本剛 55

・ 9.エメリミット  牡6  山口達 57

・10.スマイルウィ  牡6  矢野 57

・11.クレールアドレ  牝4  藤原幹 55

・12.イグナイター  牡5  笹川 57

・13.タガノビューティー 牡6  石橋脩 57

・14.ハナウタマジリ 牝5  深澤 55

 

メンバーからの展望

 

JRA勢は

昨年帝王賞で初のJpnⅠを栄冠してからは国内ダートのトップクラスの位置にいる・2.メイショウハリオ

昨年JBCレディスクラッシック(JpnⅠ)覇者の1.ヴァレーデラルナ

この2頭が筆頭候補に・4.シャマル ・5.ソリストサンダー ・7.ハヤブサナンデクン ・13.タガノビューティー

と粒ぞろい。

 

迎え撃つ南関勢は

近年は順調ではないが復活が期待される2年前の当レース覇者・6.カジノフォンテン出走が霞む

フェブラリーSは6着とは言え現在南関最強と名乗っても差し支えのない女傑・3.スピーディキック

に昨年末は浦和のゴールドカップ(SⅠ)を制し南関ではマイル前後ではトップクラスの位置にいる・10.スマイルウィ等も参戦して来て各陣営勝負気配が漂う。

 

兵庫からは公営所属ながらも昨年は高知の黒船賞(JpnⅢ)、名古屋のかきつばた記念(JpnⅢ)を制し盛岡の南部杯(JpnⅠ)4着、同じ盛岡開催だったJBCスプリント(JpnⅠ)5着と公営最強の名に近い・12.イグナイターも果敢に参戦。

 

かなりの好メンバーで非常に楽しみな一戦となる!

 

今回は主要メンバーなるべく多く

中間の調整や臨戦過程を考慮しつついつもと変わらず数頭ピックアップしていく更新スタイルです。

そして最後にブログ追い切り注目馬を数頭ピックアップさせて頂きます

 

各馬考察はページ下部から徹底考察

 

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各有力馬 追い切り考察 (ほぼ全頭診断)

 

※尚、当ブログでは

追い切りの内容が必ずしもレースの結果へ直結するかはその馬やその時の展開や状況にもよりけりですが調子を把握する目安と考えており

実績、能力、適性よりも追い切り更新なので各馬自身の過去との縦の比較に重点置いております

 

 

 

・1.ヴァレーデラルナ

 

 

 

初のJpnⅠを制したJBCレディスクラッシック時はまだ女王ショウナンナデシコが現役でその他もプリティーチャンス、グランブリッジ、サルサディオーネ等錚々たるメンバーの中であったが

その当時のヴァレーデラルナの近況を少し振り返りたい。

 

能力の高さはかなり周りからも評判となってはいたが…

・夏の8月小倉開催で2勝クラスを勝ち上がる

・間隔を開け秋の10月の阪神開催の準OPトルマリンSを勝ち上がる

・その中でのオープン初挑戦が重賞そしてJpnⅠである中の勝利

 

時系列としては10月のトルマリンS前に間隔を空いたのもあり結構強めを掛けた調整をしておりJBCレディスクラッシック前は馬なり中心に乗り込む。

大体のこの馬の調整パターンは大まかに見ればこのパターンとなる。

JpnⅠ馬となった今使えるレースが限定されているので仕方ないとは言え今回は3/1の川崎エンプレス杯以来の約2ヶ月振りのレースとなるが…

今回は4/9にノーザンFしがらきから帰厩後から

いつも通り坂路とコース追いを混じえる調教過程。

 

 

【ポイント】

 

間に坂路で軽め追いを3本も挟んでいるので

当日皆さんの持ってる専門紙やスポーツ新聞などの調教欄では書き消されているかも知れないが

最も評価したいの4/23の日曜で栗東CWでの追い切り

栗東CWを9ハロン追って4ハロン全体時計は54.0秒

3ハロン全体時計は37.7秒とは言え

 

ラストの3ハロンから

37.7秒-22.9秒-11.0秒と圧巻のラスト2ハロンの伸び

ラップタイム換算で3ハロン分

14.8秒-11.9秒-11.0秒

となる。

 

普段から軽めの追い加減でも平気でラストの1ハロン11秒代を出す所謂調教も動けるタイプではあるが

 

実質的な最終追い切りも栗東CWで馬なりとは言えラスト2ハロンを23.5秒-11.8秒と11秒代を連続して計測しており更に馬場も不良馬場の中でのマークしており

仕上がりの良さは感じる

 

新聞などで4/23の追い切りについて触れられていなかったのなら少々追い切りが軽いと思う人も多いと思われ牝馬なのもあり少々妙味は出そうな1頭と言える。

 

 

 

・2.メイショウハリオ

 

 

 

フェブラリーS3着以来のレースとなるが3月末帰厩し3/31から坂路で時計を出している。

 

今中間の過程を見ていると乗り出し始めは如何にも休み明けを感じる追い切り内容が続いてはいるが

そもそもがそこまで追い切りは動かないタイプの認識であったが

4/23の日曜は栗東CWでのコース追いをしており終い重点とは言え

23.8秒-11.7秒

(ラップタイムにして12.1秒-11.7秒)

とこの馬にしてはコース追いでラストの1ハロン11秒代をマークしている事から暖かくなり代謝が良いのもあるが状態面の良さはしっかり窺えれる追い切りとなっている。

その後は坂路を4本追っての実質的な最終追い切りは全体時計53.5秒とやや控え目ながらも1週前にあれだけ動けているのならば十分に感じる。

 

【ポイント】

 

秋のJBC前は休み明けで久々なのもあり最終追い切りでコースで一杯に追ってテーオーロイヤルと併せ馬しラスト1ハロン11.5秒をマークしていた時と比較しても今回の休み明けの方が1週前にしっかりと時計を出している点から今回の方が評価はしたい。

 

この馬の場合コーナー4つのマイル戦の船橋は初挑戦となり更に左回りでの手前替えのスムーズに出来るかの方が課題だとは思うが

状態自体は休み明けにしてはしっかりと動けていると見る。

 

 

 

・3.スピーディキック

 

 

この馬もフェブラリーS以来のレースとなる。

いつも通り野田トレセン(浦和調教場)での追い切りで連日かなり負荷を掛けている事から見るにかなり勝負気配が伝わって来る調教過程と見て良さそう。

 

【ポイント】

 

普段南関競馬をそれほどチェックしてない方向けへ補足として書いておくが、浦和所属馬の追い切りを行っている野田トレセンはそこまで広さはないので路盤や砂の事もあるが時計はそこまで出ないのでそれを折り込んで見るのを薦める。

この馬でびっくりしたのは昨年末の大井の東京シンデレラマイル前の中間で稍重の中ラスト3ハロンを35.8秒をマークした事だが。

 

南関の浦和馬基準で38秒代出てたら十分な程出ていると感じるが今回4/21で出した時計が

52.7秒-38.4秒

をマークしており実質的な最終追い切りの4/28も52.7秒-38.9秒と続けて強い負荷を掛けて追い時計を出せてる点を見ても久々でも好仕上がりと見る。

 

 

 

・4.シャマル

 

 

黒船賞からかしわ記念と理想的なローテーションである今回意欲的に強い負荷を掛けていると感じる。

 

今回時計を出し始めたのは4/7からであるが4/12の栗東CWでは9ハロン追ってのラストの2ハロンは24.3秒-12.0秒とまずまずの時計を出している。

 

【ポイント】

 

4/19の栗東CWでは4ハロン全体時計は54.3秒を見るに終い重点の追い切りとなっているが

ラストの2ハロンを

23.9秒-11.6秒 (12.3秒-11.6秒)

と鋭い加速を見せている点は好感を持つ。

前走の黒船賞前の中間から今までよりコース追いを織り交ぜる回数も増え距離適性で明らか長いと感じたチャンピオンズカップ(GⅠ・ダ1800m)も5着と健闘した事から

前までのスプリントを走って来た時代よりも確実に距離の対応力も出て来たと感じる。

 

 

 

・5.ソリストサンダー

 

 

 

この馬もフェブラリーS以来のレースとなるが過去2回のかしわ記念で2年連続の2着であり未だにこの馬の重賞勝ちが2021年の武蔵野Sのみなのが寂しいがダートのマイル戦線ならここ数年常にトップクラスにいた当馬は今回松山騎手との初のコンビとなる。

 

【ポイント】

 

休み明けで乗り出しは4/9からではあるが今回も坂路中心に乗り込みコース追いを2本織り交ぜたが

その2本のみの栗東CWでのコース追いが中々の好時計マーク

 

4/20(木)の栗東CWで

4ハロンの全体時計が51.5秒をマーク

かなり強めに追っているので平均ラップも早めなのは当然ではあるが

ラストの3ハロンは37.0秒-23.2秒-11.5秒(13.8秒-11.7秒-11.5秒)

とこの好時計は素直に評価して良い。

4/26の栗東CWでも馬なりながらもしっかりとラストの1ハロンは11.7秒をマークしており、

過去のかしわ記念挑戦は今回と同じ

 

・フェブラリーSからの休み明け直行

・フェブラリーSを使ってからドバイ遠征後から

 

と違ったローテーションでも結果を出しており、

元々が休み明けからもレースで力を出せているだけに軽視しない方が良さそうな1頭となる。

 

 

 

・6.カジノフォンテン

 

 

復活が待ち望まれる2021年のかしわ記念の覇者であるが最近は地元の南関重賞ですら意地を見せるのに精一杯な状況である。

昨年の秋も何度かJRAのレースへの出走プランもあったもの全て状態が整わず白紙になっている現状ではあるが…

久々に船橋外回りで最終追い切りは一杯に追って48.3秒-36.0秒をマークしたのは良いが…

 

充実していた時期はその程度の時計は馬なりで軽く出していただけに追い切り面から見ても今回は静観したい…。

 

(お手馬が被っているとは言え最近手綱をとっていた御神本騎手の変わりが澤田騎手なのも引っ掛かりはする…)

 

 

 

・7.ハヤブサナンデクン

 

 

 

前走のマーチSで初重賞制覇してここで初めてのJpnⅠ挑戦となる当馬。

この馬自身芝馬のように追い切りから動いて来るタイプではないが…ローテーションの間隔的には理想的ではあり今中間は

 

4/19(水)の栗東坂路で全体時計51.7秒をマークしている点は素直に評価したい。

 

4/26(水)は栗東CWで9ハロン追っての4ハロン全体時計52.7秒で

ラスト3ハロンを37.8秒-24.1秒-12.1秒

をマークしているも…

 

マーチS前には

4ハロン全体時計52.0秒でラスト3ハロンを37.2秒-23.3秒-11.7秒とラストを11秒代続けた後に見ると何とも今中間の追い切り面で見るだけでも判断が難しい…のが本音。

 

 

 

・9.エメリミット

 

 

2020年の東京ダービーでそれまで地元ですら重賞勝ちのなかった山口達弥騎手とのコンビ制したコンビでここへ挑戦。

(その後つい先日の川崎クラウンカップでポリゴンウェィヴとのコンビで南関重賞2勝目となった苦労人でもある)

 

元々ムラっぽい馬でもある当馬だが…

今回は時計を出した追い切りが1本のみであり時計面も船橋外回りコースで49.7秒-37.4秒と状態面が良い時はもう少し時計が出るタイプだけに今回は静観…。



・10.スマイルウィ

 

 

 

冒頭の展望で紹介もあった南関でマイル前後ではトップクラスにいる1頭である。

 

レース間隔は3月の南関重賞の京成盃グランドマイラーズ以来となるがしっかり時計を出して来たのは好感を持つ。

 

特に最終追い切りら稍重の中の船橋外回りコースにて

48.6秒-36.8秒

と一緒に併せたJRA所属時代は準OPにいたキタノインディ(現南関A1クラス)に0.1秒先着しており時計面で見れば好調時と遜色のない時計を出して来ており勝負気配と見る。

 

 

・12.イグナイター

 

 

冒頭の紹介もいらないほど園田所属ながら実績含め地名度の高い当馬。

 

昨年秋のJBCスプリント挑戦前に園田の本場で最終追い切りを

65.2秒-48.2秒-35.6秒

とやったのがやり過ぎたのか若しくは盛岡への長距離輸送が堪えての勝ち馬ダンシングプリンスに0.7秒差の5着となったのは定かではないが…

 

4/21、4/29と続けて園田本場コースでともに

ラスト36.4秒をマーク。

 

JBC前中間とは馬場の重さも違うので一概に比較はしにくいが…

黒船賞から理想的なローテーションであり追い切り内容も良く感じる1頭である。

 

 

 

・13.タガノビューティー

 

 

 

JRA重賞や交流戦重賞へも果敢に挑戦こそしているが得意なのが適性抜群の東京功者なのもあり中々重賞勝利が遠い馬ではあり賞金を思った以上に積めないのでGⅠフェブラリーSでは出走叶わなかったもどかしい馬でもある。

 

今中間は坂路とコース追いを半々で追い切り本数自体はしっかりと乗り込んで来た印象。

 

調教はこのクラスの馬にしては攻め駆けしないので毎回タガノビューティーについては評価が難しいのは確かであるが…

 

【ポイント】

 

4着だった今年の根岸S前の中間も新馬相手に何とか先着する程度の実戦タイプではあるが…

比較的気温が高くなっても力を発揮出来るのだが…

以前は栗東CWで併せ馬で11秒代をマークしていた事を考えると

(昨年のレモンポップと0.4秒差ながらも2着だった5月末の欅S(OP)時にマーク)

 

4/19に栗東CWである程度負荷を掛けて9ハロン追って

4ハロン全体時計52.1秒

ラストの3ハロンが37.7秒-24.3秒-12.5秒と11秒代をマークから大きく脚が鈍ってしまっているのも気掛かりでやや迫力不足と感じる。

 

結構な本数を乗り込んでいるので当日どう変わり身を見せるかだが少し静観したいのが本音。

 

 

 

ブログ追い切り注目馬ピックアップ

 

・1.ヴァレーデラルナ

 

・3.スピーディキック

 

・4.シャマル

 

・5.ソリストサンダー

 

以上の4頭を【ブログ追い切り注目馬】とさせて頂きます。

強いて次点として挙げるならば

 

・12 イグナイター (次点候補)

 

とさせて頂きます。

 

 

 

今回の追い切り考察は以上となります!!レース当日が大変楽しみです!

〈土日は同時運営の【芝ブログ】の方でも芝重賞毎週更新中〉

 

レース当日はもちろんこちらにて見解付きでオススメの穴馬をピックアップしますのでお楽しみに!

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