上位拮抗ムードでやや波乱の気配も感じるが・・・
今回は新馬戦時から個人的に注目している馬を少し書きたいと思う。
順序がバラバラなのだが今までPOGの存在はしりつつも興味が今ひとつ湧かないまま先に一口馬主をしてしまったのだが(一口馬主デビューはただ好きな馬の産駒のラストクロップ世代に出資したいだけの単純な理由だったが)
恥ずかしい話だがこの馬の新馬戦を見た後でPOGに競馬歴二十年以上でやっと興味が出た馬を取り上げたい。
(デビュー後からの参加なので当然この馬をPOG指名出来てはいないが・・)
他の運営してるブログでもそうだが個人の好き嫌いでは絶対に推さないポリシーを明確に持ってはいるが馬場面や調整過程を含めてもこれは推せると人気馬の一頭となってしまうが今回書かさせて頂く。
◎・7.ダノンスコーピオン
(引用元:netkeiba.com)
父はロードカナロア母レキシールー
母の父はスライゴベイは半姉にレディバラード(シングスピール3/4同血)がおりここの母系にヘイローが入っている。
母父父はサドラーズウェルズで牝系図で言うならばブライアーティック(ニアーニック系)となる。
血統的にも注目したいポイント
デビュー戦後に血統表を見返していて個人的に一番気になったポイントは5代血統表では見落としがちだがキングマンボ内の10代血統表の中でスペシャルの牝系のクロスを持つ点である。
練りに練られた配合で有名な名馬エルコンドルパサー(エルコンドルパサー自身は10代血統表内にスペシャルと全妹リサデルの姉妹でのインブリード持ち)で着目された距離を持たせる配合例である。
デビューとなった新馬戦では稍重の時計の掛かる阪神マイルと今回と同舞台であり、少し騒がれはしたが時計的にはさほどは注目はされなかったが、この時点で私自身はかなり面白いんじゃないかな?と思って注目したのだが・・
新馬戦で注目したポイントとしては
時計の掛かる開催で
前半3F38.1秒 後半3F34.0秒
レースラップとしては4F47.4秒後半3F34.4秒
と新馬戦特有のペースの中でじわっと下げて道中は5番手で折り合い重視した新馬戦の川田騎手の教育乗りにまだまだ道中はクビが高く随所で子供っぽさが見られた。
見た目の派手さこそはないが追い出してからエンジンの掛かりは遅かったが坂を上がってから加速し後半3Fは34.0秒の脚を使いクビ差ながらしっかりと差しきった。
道中追走時のフォームはバラバラであったが追い出してからは首を下げたフォームは天性のものと感じさせた。
最後のひと伸びも伸び伸びと首が下がり2着のルージュラテールをしっかりと差しきり内容の濃い新馬勝ちとなったが、
突出して見たいのは全体時計としてはこの時点で評価されてはいなかったがデビュー戦の週土日古馬含め上がり3Fはこの馬が最速をマークしたのは評価したい。
二戦目の萩S(L)も1800mで評判馬キラーアビリティをしっかりと下してまたしてもクビ差勝ちだが着差以上の強い勝ち方と精神面でもデビュー戦と比べて成長は見えた。
個人的にこれなら前述した通りロードカナロア産駒とは言え血統的なしっかりとした下地もあり2000m辺りもこなせそうと思っていたので次走は暮れの中山のホープフルSかと思ったが厩舎的にも実績のある阪神マイルの朝日杯となったが、この馬が向きそうなのは秘めたポテンシャル以外にも、
・超ロングラン開催中の荒れた馬場も血統的(欧州血統)にも向く
・阪神外回りのマイルは既にパフォーマンスを見せている
この点からも今回非常に面白い一頭となるので満を持してブログでも推させて貰う。
不安的と言えば・・
主戦の川田騎手が先週の香港での騎乗で隔離期間中の為松山騎手に乗り変わる点であり、デビュー戦時からハミは(※)トライアビットを着用しているのでテン乗りでは多少乗り難しさは出そうである。
※トライアビット
基本的には口角の弱い馬様のハミで水平ハミ同様舌がハミを超えるのを防止する。
主に先行馬に有効だが抑えが効かない事もあり騎手の折り合い技術にかなり左右される。
松山騎手のスタイルがこの馬と合うかどうか?
そしてロードカナロア産駒の特徴なのか?坂にやや弱い面を見受けられる事も多いがこの馬も追い出してから加速の掛かりがズブい面もあるのでハイレベルなG1の舞台でその点がどうなるか?とは見ている。
新馬戦から注目し三戦目でG1の舞台に進んで来たのは大変個人的にも喜ばしく、当日を是非楽しみにしたい!
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