2023年南関船橋の日本テレビ盃(JpnⅡ・ダ1800m)分の回顧兼忘備録更新となります。
日々ブログ更新してる側としては全く需要が無いの承知ではあるが一部のコアなファン向けの更新となりますが後から(自分も含め)見返す人用の更新となります。
また同週に行われた金沢の白山大賞典(JpnⅢ)も更新しております。
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【浅井(おおきづダート)Twitter】
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〈2023 日本テレビ盃に関する更新はこちら〉
追い切り考察と当日の【穴目の極み】更新
レース結果
(参照元:netkeiba.com)
勝ち時計は 1:51.7
良馬場でこの開催の船橋としては前有利な馬場には変わりないものの
2023年夏は内から2頭分伸びないとされていたホームストレッチ側馬場も内1頭分から外は伸びる馬場だった事は印象的(筆者主観)
レース上がりは
4F 49.6秒
3F 37.6秒
レースラップ
12.6-11.7-12.5-12.8-12.5-12.0-12.1-12.8-12.7
交流戦重賞にしてもある程度のペースは流れたとは言っても良いとは思うが
逃げたミトノオー、それを突きに行った番手のスワーヴアラミスからその後ろとはやや隊列が開いた為そこ2頭とそれより後ろは流れとして同列に語るべきではないレースだったとも言える。
船橋は砂の仕入れ先や種類そのものを昨年の12月のクイーン賞前に変えているので馬場そのものが以前と違う為過去のレースとは同一の馬場と考えない方が今後参考になり易いかと思う。
〈船橋のコースや砂について〉
1着 ウシュバテソーロ
戦前は海外遠征から休養に入りここが休み明けの復帰戦、
初めて58キロを背負う事やOP昇級後中山のダート1800mでのラジオ日本賞で3着であった事やSNSでは水曜の交流戦重賞に対して日曜追いでは無く1週前の水曜追いで速い時計を出していない事から状態不安説などあったがそれらを一蹴する強い勝ち方を見せた。
完全に促して押しただけのノーステッキでの圧勝に文句の無い王者の勝ち方と呼んで差し支えない。
かなりスタートが良かったのもあり普段よりは前目に位置をとり(道中3、4番手)で勝負処は外を回して伸びて先頭に立ってからは余裕すら感じられ秋の大目標である本場アメリカのBCクラッシックへ向けて良いステップとなったように感じる。
(完全に余談ではあるが今年のアメリカダートの中距離王道路線は層は薄くそしてドバイのダートに限りなく近いサンタアニタ開催なのでドバイWC王者としては最大のチャンスと言える)
戦前に軽い論争めいたものとなっていたらしいが
過去にウシュバテソーロが3着に敗戦したラジオ日本賞が不良馬場であり、
2番人気に推されたミトノオーが勝った中山ダート1800mの今年の伏竜Sも表記上不良馬場であり当時の斤量も同じ57キロで今回のこの2頭の斤量差から着差理論などで割と良い勝負するのでは?といった論調もあったそうで前日前売りでミトノオーが1番人気だったが、
そもそも古馬のOPと3歳春の時点の時計で図るのすらナンセンスであり馬場状態や展開面でもウシュバテソーロの当時の不良馬場は22年の3日開催中の中山は不良馬場でも水が浮くほどのレベルであり更に結構出遅れている中を1頭違う脚を使って追い上げたレース展開もあり
単純比較も如何なものかな?とは感じた興味深い1戦となった。
全力で仕上げていないでこの走りなら次走は無事に輸送をクリアし日本馬代表としてダートで世界最高峰の権威と名誉のBCクラッシックを日本の代表として挑戦して貰いたい。
〈後日追記〉
ウシュバテソーロは米BCクラシックを通用するのか?考察コラム
2着 テンカハル
連対馬にこれを言うのは少し失礼かも知れないが今回1番驚いたのはこの馬の2着である事は間違いない。
追い切りもあまり動くタイプではないのは確かだがもう少し距離が欲しいイメージもあり船橋の1800mでよっぽどハマらなければ厳しいと思っていたがしっかりとこの距離でも対応出来たのは良い発見となった。
船橋のスパイラルカーブがこの馬の脚を溜めるのに向いたとの見方も出来るがここで連対出来た事で交流戦重賞やJRAのダートOPでもレースの選択肢は増えたと言って良いと感じる。
前がやりあってレースラップが引き上がってるのもあるがこの馬の追走していた辺りの個別ラップは極めてミドルに近いのでもしかしたら2000m以上の路線よりも1800m〜2000mの王道路線のラップ対応も可能な器用なタイプだったのかも知れないので次走はかなり興味深い1戦と言える。
3着 スワーヴアラミス
まさかの番手先行で逃げるミトノオーに絡みに行き南関移籍後としては転入初戦の川崎2100mの富士見オープン以来の先行となり驚いたが最後粘って3着。
今回ブログ注目馬として推していたのだが…今回森泰斗騎手へ乗り替わりで初コンビもあり少し乗り方を変えて来るだろうと思ったがスタートもこの馬にしてはしっかり出たのはあるがかなり久々に先行したのは盲点だった
(私自身当日の穴目の極みでも後ろからの競馬を覚え幅が広がったとは書いたがこの相手に真っ向勝負で先行するのは完全に想定外)
ペース自体はこの馬が逃げるミトノオーに絡んだ事でレース展開が大きく変わったキーマンでもあるがコーナーで勝ち馬ウシュバテソーロに並んで交わされてから苦しいのもあってか手前を替えてやや内に寄ったがギリギリ伸びるラインをあそこから粘りきったのは騎手の腕もあったように感じる。
JRA時代は好位で先行出来ないと脆い面こそあったが元々持久力を生かす競馬をやって来た馬だけに終いの切れ味勝負ではなく本来のスタイルをダートグレードのこのメンバーでもまだまだしっかりやれるとこを見せつけた。
まだまだ衰えは見えずいつも僅差で逃し続けている南関重賞初制覇も森泰斗騎手とのコンビならようやっと見えて来た。
4着 セキフウ
上がり最速の37.1秒で上がって来ての3着スワーヴアラミスのクビ差4着。
追い切り時計面では春場の方が時計は出ていたが最後直線の1番伸びる外目の部分を通って来たとは言えこれだけの走りが出来るのなら立て直した効果はかなりあるように感じる。
前走のエルムSで賞金積めたのもありこの感じなら古馬となった今でも地方の舞台の方が向くのかも知れない。
(3歳時にサウジ、ドバイ、韓国と3カ国遠征したのもあり2歳時のイメージからはやや違ったがようやくこの馬らしさが戻って来た感じはするので)
5着 シルトプレ
前走のエルムSからJRA勢のダートグレードでもある程度やれるのは見せてはいたが最後は大きく脚色鈍っていたが展開ひとつで今後もダートグレードでも健闘可能なレベルにあるのは間違いない。
これなら交流戦重賞路線でも今後楽しみだ。
6着 ミトノオー
今日の誤算は激しくスワーヴアラミスに絡まれ自分の競馬をするどころかこの馬自身がオーバーラップを刻んだ事が原因と思われるが…
古馬との初対戦で54キロの斤量の恩恵あるとは言え前半3Fを
12.6-11.7-12.5
と36.8秒ペースで逃げたが
コースの形態違うとは言え前走のジャパンダートダービーが前半34.9秒で逃げてる事思うと案外ではありJRAでのレースも前半36秒代で逃げている事もありペース配分的には間違っていないがラストは脚が完全に上がっての39.5秒と鈍っており
あれだけピタッとマークされてプレッシャーかけられる事への慣れが今後古馬で能力を安定して発揮出来るかどうかではあるように見える。
ラップを見る前に3歳春前から危惧されてた揉まれ弱さが露呈したとも見えるが…
後は逃げれなかった際の競馬を一通り経験してから考えたいが俗に言う古馬との壁に当たった感じと見て良い。
今回の敗戦は逃げ馬の宿命とも言えるので今のうちに新しい競馬の形を覚えるのが長く活躍は出来るだろうがどうなるか次戦以降注目はしたい。
〈過去の回顧兼忘備録更新はこちらから〉
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