2023 盛岡 マイルチャンピオンシップ南部杯 JpnⅠ 全頭追い切り考察【調教】

追い切り考察.調教評価

2023年10月9日(祝月)盛岡12Rマイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ・ダ1600m)の完全無料の全頭追い切り考察と調教評価のブログを無料競馬ブログ砂の祭典がお送りします。

 

今年もJRAの3日開催と合わせる感じでマイルチャンピオンシップ南部杯(略称・マイルCS南部杯)がやって来ました。

レースは10/9(祝月)の盛岡12R 発走時刻は18:15となっております(JRA全レース終了後となります)

 

 

 

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【完全無料】2023 盛岡 マイルチャンピオンシップ南部杯 JpnⅠ 全頭追い切り考察【調教】

 

 

 

 

 

 

出走予定馬

 

 

・ 1.タガノビューティー 牡6  石橋脩 57

・ 2.カフェファラオ 牡6  高松 57

・ 3.レモンポップ 牡5  坂井瑠星 57

・ 4.ゴールデンヒーラー 牝5  山本政 55

・ 5.ハクシンパーソナル 牡5  坂口 57

・ 6.レディバグ 牝5  酒井学 55

・ 7.ノットゥルノ 牡4  武豊 57

・ 8.ソリストサンダー 牡8  吉原 57

・ 9.ジオグリフ 牡4  岩田望来 57

・10.デンコウリジエール 牡6  秋山真 57

・11.アルサトワ 牡6  鈴木拓 57

・12.イグナイター 牡5  笹川 57

・13.レールガン 牡6  高橋悠 57

・14.ボウトロイ 牡5  岩本 57

 

 

 

 

レース展望

 

 

 

ダートマイル戦線の強豪が激突のマイルチャンピオンシップ南部杯

 

 

JRA勢は…

 

これまでフェブラリーS(GⅠ)を2勝昨年の当レース勝ち馬でもあり今年初頭はサウジ、ドバイと連戦で海外遠征していた通算GⅠ.JpnⅠ3勝の2.カフェファラオは鞍上は地元岩手の高松騎手で。

 

今年のフェブラリーS(GⅠ)で初のGⅠ制覇しし充実期の5歳シーズンの3.レモンポップ

もドバイ遠征するも慣れない1200mのドバイゴールデンシャヒーンであったが国内復帰戦は得意のマイルへ戻し地方競馬へ初参戦。

 

 

今年は新旧ダートマイル王者の激突

カフェファラオがフェブラリーSは出ずサウジカップへ遠征していたので(3着)新旧のフェブラリーS覇者はここが初激突となる。

 

 

昨年のジャパンダートダービー(JDD)でJpnⅠ制覇した4歳7.ノットゥルノはここが初のマイルへの参戦。

鞍上はお馴染みの武豊騎手との引き続きのコンビで。

 

 

昨年の皐月賞(GⅠ)覇者は今年はサウジカップ、ドバイWCとダート挑戦し国内ダートに初見参9.ジオグリフ

 

 

今年春の船橋のかしわ記念(JpnⅠ)は惜しくも勝ち馬メイショウハリオには跳ね返されたものの堂々のJpnⅠで2着の1.タガノビューティーは重賞勝ちこそはないもののワンターンコースでの適性を武器に堂々の南部杯初参戦。

 

今年は夏の川崎のスパーキングレディカップ(JpnⅢ)で重賞初制覇し牝馬ながらの挑戦となる6.レディバグ

 

重賞勝ちはまだないもののJRAでオープン2勝の10.デンコウリジエールも秋の大舞台へ挑戦。

 

 

 

地方勢は…

 

 

昨年の当レースは4着であったが勝ち馬カフェファラオからは0.2秒差

これまで制したダートグレードは3勝し今年はさきたま杯でJpnⅡを制覇し勢いに乗る地方園田の雄12.イグナイターは鞍上はさきたま杯を制した際コンビを組んだ大井の笹川翼騎手との再コンビ結成で狙う。

 

 

重賞自体は1勝であるがこれまでかしわ記念2着2回、南部杯3着(2年前)、フェブラリーS4着と数々の大舞台で力を発揮して来た8.ソリストサンダーは南関の大井へ転入しここが2戦目。

鞍上は地方金沢所属ながらも全国各地を渡り歩き当レースは2019年にサンライズノヴァに代打騎乗し制覇歴もある必殺仕事人こと吉原寛人騎手は現在南関へ短期免許で騎乗中の為コンビを組む。

 

 

地元岩手勢は4.ゴールデンヒーラーを筆頭に

5.ハクシンパーソナル、11.アルサトワ、13.レールガン、14.ボウトロイで迎え撃つ。

 

 

今年の南部杯マイルチャンピオンシップは以上のメンバー構成となる。

 

 

 

 

盛岡ダート1600mのコース特徴

 

 

軽くであるが盛岡マイルのコースへ触れておくが…

地方競馬場ながら勾配もあり時計水準速めの盛岡のダート1600mは雨が降り道悪になると

超高速ダートへ変貌し2021年のアルクトスが勝利した際はダートのマイルながらも1:32.7(稍重)と超抜レコードが飛び出しておりJRAの芝スタートの東京マイルのレコードが1:33.5で

JRAの東京マイルより0.8秒速いレコードが残っている事を思うと如何に高速馬場になる路盤や砂にコース形態なのか理解出来るとは思う。

ワンターンなのも味方してJRAで走っているワンターンでの速い時計に対応出来る馬との相性はかなり良いコース。

 

 

 

 

砂の祭典 追い切り考察の見方

 

 

 

(個人的な見解ですが…追い切り映像がない場合でも普段日々からその個々の馬をしっかり情報を追っている場合は調教パターンや追い切り時計の出し方である程度の状態面の判断は可能だと思いますし私達みたいにトレセンの外から表に出ている情報だけでも判断し予想や馬券に組み込む事も有効だと思います)

 

 

個人的に気になった各馬の中間の調整や臨戦過程を考慮しながらの縦の評価を中心に

 

特に内容が良いと判断した馬を数頭

〈追い切りブログ注目馬〉

として数頭ピックアップしていく更新スタイルとなります。

あくまでも競馬は競馬、追い切りは追い切りなのでその馬のタイプにもよりますが

必ずしも追い切り内容が全ての競馬に繋がる訳ではないですが

各馬の状態や仕上げを見る一つの取捨選択の要素と考えてくれれば幸いです。

 

 

 

今回は全頭追い切り考察となります。

 

 

 

 

 

 

追い切り考察

 

 

 

 

追い切りブログ注目馬 ピックアップ

 

 

 

 

・2.カフェファラオ

 

 

 

3歳時にこれはちょっとモノが違うとわざわざ個別に書いた馬が6歳でも一線級で闘い海外遠征までしたのは感慨深いが。

 

若駒の頃からかなり気性面など課題の多い馬であり堀調教師から馬具(クロス鼻革など)で毎回微妙に調整していたのが印象的ではあるが…

 

未だにコーナー4つのコースは折り合いが難しいのもあり春はワンターンマイルの安田記念で度々使われる芝を使ってからの休み明けの1戦となる。

今回トレセン帰厩後時計を出して乗り始めたのは8/27からしっかりと乗り込まれる。

 

 

1週前追い切りの美浦南Wコースでルコルセール(古馬OP)と併せて0.2秒ほど遅れたとは言え

 

4ハロン全体時計 50.2秒

ラストの2ハロン 22.9秒-11.4秒

(11.5秒-11.4秒)

 

と併せ馬遅れたとは言えしっかりと締まった時計でラストもしっかり伸びれており毎回追い切りは気性面を考慮しながら追いタイプで時計面はそこまでアテにならないので出来れば映像で確認したいところだが…

それでもラストは11秒代で加速ラップをしっかりと伸びれてるところを見ると集中して併せ馬で追走出来たと前向きに推測する。

 

 

最終追い切り前に美浦トレセンの新坂路が完成したのもあり美浦の全休日の火曜を除いて毎日坂路で時計抑え目ながら登坂し4本乗り込み

最後の木曜追いは美浦南Wコースで単走で流す感じも

 

4ハロン全体時計 52.5秒

ラスト2ハロン 23.9秒-11.7秒

 

とラストは11秒代を見ると最後だけ少し促した形に留める。

 

今回休み明けとは言えトレセン帰厩直後に速い時計を出した際はラスト11秒代は出せており放牧先でもしっかりと調整して来たと見て良い。

 

後は輸送をパス出来れば連覇を期待出来るデキにあるのではないだろうか?

 

 

 

 

 

・3.レモンポップ

 

 

 

帰厩後時計を出して追い始めたのは美浦で9/1から乗り込みを開始。

美浦の坂路が今年の5月から改修工事で使えなくなる事から

関西のレースにさえ登録していれば栗東に入厩出来る事からハンデ戦のシリウスSへ敢えて登録し9/12から9/30までは半ば裏技で坂路を求めて栗東滞在。

シリウスSはハンデ発表後は当然GⅠ馬なのでハンデ負担重量は酷な発表がなされるが当然回避して予定通り

美浦の新坂路完成したタイミングで美浦へ帰厩。

茶番と言われればそれまでだがしっかりルール内の範囲内で陣営の工夫は感じられる。

今回その分中間は栗東坂路、美浦の新坂路でしっかりと乗り込まれる。

 

 

実質的な1週前追い切りは栗東滞在中の9/27に坂路で

全体時計 51.6秒

ラストは 11.6秒

 

 

をマークしその後美浦へ帰厩後は新坂路2本、コース追い3本で時計を出す。

ポイントは月曜追いで美浦南Wコースで速いところを出し

 

4ハロン全体時計 51.8秒

ラスト2ハロン 24.1秒-11.7秒

(12.4秒-11.7秒)

 

 

実質的な最終追い切りとなった金曜にも美浦南Wコースでやや控え目ながらも追っており

 

4ハロン全体時計 52.6秒

ラスト2ハロン 25.2秒-12.2秒

(13.0秒-12.2秒)

 

と最後に少し促した程度ではあるがここまで散々乗り込んでおり休み明けとは言えしっかりと走る体勢は整ったと見て良さそう。

 

当週は2本ほど意識して速めの時計は出ており栗東滞在させたのもありここへ向けてかなり入念な調整が目立つ。

 

 

 

 

 

・12.イグナイター

 

 

前走は休み明けを地元重賞を馬なり続きで時計を出して乗り込み1度使ってマイルチャンピオンシップ南部杯を意識してしっかりと調整された印象。

 

最終追い切りは園田の本場コースで最後直線は強めに追われて

 

65.2秒-48.7秒-36.0秒

としっかりと脚を伸ばし状態のピークを大きい舞台へしっかりと合わせて来た印象。

 

2走前の浦和のさきたま杯(JpnⅡ)制覇時は

64.4秒-47.9秒-35.2秒

と鬼のような脚を使ってはいたが

(ちなみに昨年の南部杯前の追い切り)

48.2秒-35.8秒

と今回より時計こそ出てはいるが4ハロン分しか追わなかった分と馬場差も多少あるかと思われる。

 

時計水準はこの馬らしくしっかり出ており状態面は良いと判断して良さそうで他地区へ長距離輸送前でも追い切りでガンガン攻めても問題ない馬なので余程のトラブルがなければ輸送はまずクリア出来ると見る。

 

 

 

人気処のピックアップとなってしまいましたが今回は3頭をピックアップ。

(以下その他の各馬追い切り考察)

 

 

その他各馬追い切り考察(短評程度に)

 

 

 

 

・1.ダカノビューティー

 

前走のプロキオンS後ひと息入れた後トレセン帰厩後馬場へ出て時計を出し始めたのは9/9からであるが、

元々は追い切りで終い促して11秒代出そうと思えば出せる馬ではあったが今年に入ってから1日2本CWと坂路で混合させて追い時計はそこまで出さず乗り込み量を増やして負荷を掛ける調教パターンを多用しかしわ記念2着など結果を出しているだけに今回も同じパターンでの中間となった。

陣営コメントでこの調教パターンに触れるかどうかはわからないが年齢を重ねてこの調整が板に付いて来た印象で

時計面こそ目立たないが乗り込み量豊富で軽視は禁物

この感じならピックアップこそしなかったが今回〈次点候補〉で考えておきたい状態にあるかな?とは思う。

 

 

 

・2.ゴールデンヒーラー

 

地元の準重賞、重賞を2着馬に1秒以上離し連勝してこの舞台へ挑む。

岩手はいつも見てる訳ではないが…

最終追い切り水沢の本場で不良馬場とは言え

49.0秒-35.9秒-12.4秒

と内目を回ってこの時計ならしっかりと陣営は勝負気配で仕上げていると判断して良さそう。

 

 

・5.ハクシンパーソナル

 

水沢の本場で不良馬場での最終追い切りも

58.0秒-43.0秒-14.9秒

は前走からほぼ連闘になる為軽めの調整で時計は平凡な印象。

 

 

・6.レディバグ

(追記)

編集段階で何かしらのエラーで消えていたのですがこのタイミングでどう書いても後出しとなってしまうので省略します。

すみません。

 

 

・7.ノットゥルノ

 

前走帝王賞前は栗東CWで軽めに時計を出して坂路で速い時計を出すスタイルで調整されておりいつもとは違う調教パターンであったが

今回帰厩後の初時計は9/15からであるが今回は坂路で乗り込んで栗東CWで時計を出すいつものスタイルへ戻して来たが1週前からはコース追いそして坂路で速い時計を出して負荷を掛けて来た面は好印象。

特に1週前は栗東CWでラインオブソウル(古馬準OP)とかなり離れた位置から追走し最終的には1秒ほど突き放しており

4ハロン全体時計 52.7秒のものの

ラスト2ハロン 23.8秒-11.9秒(11.9秒-11.9秒)

と速い脚を持続したラップを刻めるのもこの馬の強みであるがラストは11秒代で伸びており

最終追い切りは坂路で最後は大きく脚を鈍らせてるとは言え全体時計51.7秒をマーク。

ラストの2ハロンは24.6秒-12.7秒(11.9秒-12.7秒)とラストはガクっと脚が鈍ってはいるが初のワンターンのマイルへ対応させる為に序盤から出して行ったとも捉えれなくないが…

今回非常に判断を悩む。

 

 

・8.ソリストサンダー

 

転入初戦の前走のオープンを1度使って今回も前走同様に小林の外回りコースで馬なりながらもしっかりと乗り込まれる。

最終追い切りは小林外回りコースで単走で長めの距離を馬なりで追われて

81.7秒-63.4秒-48.6秒-36.2秒

時計面こそは前走の南関OP出走前の方が出てはいたが1度使って気配は上がったようには感じる。

 

 

・9.ジオグリフ

 

美浦トレセン帰厩後の初時計は9/10から美浦南Wコースを中心に坂路完成後は坂路を織り交ぜての今回の追い切り。

帰厩後2週間辺りから早々にコース追いでバンバンとラスト11秒代を連発しておりしっかりと放牧先のノーザンファーム天栄でもしっかりケアされていたように感じ状態そのものはかなり良さそう。

特に9/17時点で美浦南Wコースでラスト11.2秒をマークしており流石の皐月賞馬と感じる時計の内容で。

1週前から負荷を強めに掛けたのは間に挟んだ美浦の新坂路くらいかなとは思うがコースで追い軽めに乗ってもラストは11秒代中盤はどれも出ており今回追い切り面で見てもかなり楽しみな1頭と感じる。

この馬もピックアップこそしなかったがこの感じなら今回〈次点候補〉で考えておきたい状態にあるかな?とは思う。

 

 

・10.デンコウリジエール

 

今回はグリーンチャンネルカップ(L)とともに両睨みであったが前走の佐賀のサマーチャンピオン前はプールで長距離輸送あった割には馬体重を増やしていたが今回は栗東坂路でしっかりと乗り込まれる。

速い時計は出さず乗り込み量を重ねるスタイルで更に追い切りも動くタイプではないのでかなり判断に悩むが最終追い切りでこの馬にしては追ってラスト12.9秒と12秒代出てる事からこの馬なりにしっかりと仕上げたとは感じるが…。

 

 

・11.アルサトワ

 

元々はJRA時代芝レースを中心に使われてはいたが今回水沢で馬なりに1本時計を出して

 

62.5秒-46.4秒-14.7秒

と追い切り面では静観したい。

 

 

・13.レールガン

 

前走取り消し明けではあるが最終追い切りは時計を出して

54.3秒-38.9秒-12.6秒

一応2年前の当レース出走して14着であったが…。

 

・14.ボウトロイ

 

前走9/26からほぼ連闘のようなもので今回馬場へ出て追い切った情報はまだ入って来ていないので判断不能。

 

 

 

今回のマイルチャンピオンシップ南部杯の全頭追い切り考察は以上となります!!

JRAの3日間開催と日程は被りはしますがしっかりとレース当日も見解付きでレースブログ更新しますのでお楽しみに!

【前日夜に更新済み】

【後日更新 2023 マイルチャンピオンシップ南部杯回顧】

 

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元々ダート贔屓なのもありダートグレードは出来るだけ毎回振り返りの更新を行っていますのでダート戦線よくわからない人でも分かり易く解説しております

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