〈最新更新日2022.1.3〉
本日は2021年産駒デビューの種牡馬コパノリッキー産駒の特徴やダート適性に探って行きたいと思う。
・コパノリッキー
〈五代血統表〉
〈画像引用元:netkeiba.com〉
言わずと知れた現役時はG1.Jpn1を通算11勝しているダート戦線の名馬。
通算成績33戦16勝
主な勝ち鞍
フェブラリーS 2勝
東京大賞典
JBCクラッシック 2勝
帝王賞
かしわ記念 3勝
マイルCS南部杯 2勝
〈種付け料 種付け数の推移〉
2018年ブリーダースタリオンステーションにて供用開始
2018年 80万 194頭
2019年 180万 159頭
2020年 115万 143頭
2021年 150万 130頭
2022年 150万
産駒傾向(予想)
産駒数こそJRAでのデビュー馬がまだ多くは出ては来てはいないが父はゴールドアリュール母の父はティンバーカントリー(ミスプロ系)もあり、血統背景同様に産駒はダートに寄りそうな気配。
母父がミスプロ系のティンバーカントリーとは言えほど良くミスプロが遠のいているので国内に無数にいるキングカメハメハ牝馬の肌馬に配合しやすく今後の活躍が期待される。
産駒は肌馬次第で距離も短いところも可能そうだが父同様
ダート戦のマイル前後〜中距離2000m
は難なくこなせそうに思う。
コパノリッキー自身のデビューは2歳末であったが初年度産駒を見ている限りはやや奥手な傾向なのか?と見ていますが二年目産駒以降は大きく傾向も変わって来そうでサンデーサイレンスのゴールドアリュールにしてはやや自身の特徴よりも今のところ母系が強めに出る傾向もありますがこの辺りは産駒のサンプル数がまだまだ少な過ぎるので今のところ正直何とも言えない。
2022年時点での今までの各一口馬主のサイトでの募集写真などを見る限りでは配合次第では芝レースをこなせる産駒も出て来そうではあるが基本的にはダート種牡馬と見ておいてあながち間違ってはなさそう。
産駒デビュー時(2021年)はJRAの2歳のダート戦の番組が少ないのもあり地方デビュー組にもそこまで目立った大きな活躍はないものの2022年から飛躍の可能性があると見ている。
大物らしい有力馬が出てくるのは育成方法や産駒の特徴が掴み始める
2年目世代(2022年6月以降〜)の世代辺りかな?とは思うが初年度は門別でのデビュー組の存在も目立ったが南関東などの地方競馬からまずは活躍馬が出るのを待ちたい。
〈2022年1月3日現在での注目産駒〉
・アローワン
デビュー戦は中山ダート1800m戦での新馬戦で逃げて後続を千切っての大差勝ち。
稍重の時計の出る馬場状態とは言え勝ち時計は1:54.3
2着馬とは2秒差の圧勝であり今後の飛躍が注目される一頭。
世間の評価では現時点ではこの馬が初年度産駒一番馬として注目が集まる。
母の父はキングカメハメハであり前述の通りこの配合例が今後黄金配合となる可能性もあり今後の動向に注視したい一頭。
・ネイト
母の父はフォルティノからCaroからのラインのWith Approvalと日本では珍しい血統構成の牝馬ではあるが、
デビュー戦の阪神ダート1400m戦(牝馬限定戦)を先行し後続を押しのけそのまま勝ち切り能力も高そう。
・ライブサファイア
新馬戦こそは2着と勝ちきれなかったが次走の未勝利戦では中山ダート1200mにてしっかり勝ちきった牝馬。
母の父サウスヴィグラスと母系はダート短距離配合。
この馬の配合を見ていると母系の良さも伝えている様に見える。
・コパノニコルソン
母父クロフネを持つ当馬は、中京ダート1800mにて重馬場の高速ダートの中1:51.2の2歳コースレコードを記録。
従来の2歳レコードは1.1秒更新。
馬場状態にも恵まれたとは言え重馬場の高速ダートの時計決着にも対応出来る面を見せつけた。
パンパンの良馬場での芝レースはどうか?とは思うが芝レースでも対応出来そうな脚運びを見せ今後も注目の一頭。
※現段階ではデビュー済の産駒数も少ない為今後追記して行きたいと思います。
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