種牡馬 シニスターミニスター産駒 ダート特徴(地方競馬対応版)【ダートマニアックス】

ダートマニアックス

種牡馬シニスターミニスターの産駒のダートでの特徴を詳しく考察する種牡馬更新を完全無料競馬ブログ【砂の祭典】がお送りします。

 

 

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シニスターミニスター産駒考察



シニスターミニスター プロフィールや現役時代成績

 

 

生誕  2003年3月29日

生産国 アメリカ

 

主な勝ち鞍

ブルーグラスS(G1) 2006年

 

デビューは2歳12月末デビュー戦5着の後の2戦目では後続に8馬身差圧勝で初勝利。

その後はサンヴィセンテS(G2)を6着の後ゴールデンゲート競馬場のカリフォルニアダービー(L・D8.5F)へ向かい2着とリステッドでも入着。

(ちなみに同じカリフォルニア州のサンタアニタ競馬場で行われるサンタアニタダービーとはまた別のレースです)

 

G1初挑戦となった次走のブルーグラスS(GⅠ・D9F)では後続に12馬身差の圧勝の逃げ切り勝ちで米クラッシック戦線の有力馬の1頭として注目されていたがケンタッキーダービー16着と敗れそこからブルーグラスS時のような勢いが無く主にクレーミング競走を中心に走ったがかつての輝きは取り戻せないまま現役生活を終える。

 

補足説明※クレーミング競走

主にアメリカ中心に行われているレースに出走する各馬が売りに出され出走までに各馬主が買いたい馬へ投票しゲートが開くと同時に馬主の権利が変わるレースでアメリカでは全体のレースの半数の割合でクレーミング競走が組まれている。

馬券がファンの楽しむギャンブルならクレーミング競走は馬主資格を持つ物の規模の大きいギャンブルと言える

 

引退後日本に輸入されアロースタッドにて繋養され日本ではGⅠを勝った事のあるエーピーインディ系としては初の種牡馬導入となった。

(その数年後パイロが日本へ輸入され日本で種牡馬として繋養されます)

 

 

 

 

シニスターミニスター血統構成

 

五代血統表

(参照元:netkeiba.com)

 

インブリードは Hail to Reason 5×5のみとなっている。

 

父のOld TriesteはGⅠの勝ち鞍はないものの米の重賞で4連勝などした馬で種牡馬としてはBCスプリントの勝ち馬Silver Trainなども輩出しているものの

牝系はどちらかと言うとあまり活躍馬も出しておらず地味目な配合構成が疑問視されたのもあり国外輸出となった訳ではあるが…

今振り返って見れば母系から Vice Regent Turn-to Mr.Prospectorと日本の砂のスピード競馬にも対応出来る良く見る下地に五代血統表ギリギリではあるがNever Bend系のSpearmintもおり、

母系が地味とは言え主流の系統が流れておりそう言ったのもあり日本でも活躍馬を輩出したのかな?と推測する。

五代血統表以前では自然と現在の世界中の競走馬にほぼ入っていない血統がいないと呼ばれるPhalarisの多重インブリードが発生しており底力を伝えて来ている。

その底力から来る影響が強いのか?

エーピーインディ系の種牡馬としてはやや成長はゆっくりで中距離型に産駒が出るのもシニスターミニスター産駒の特徴の一つ。

 

またこの馬の後にパイロも導入されるなど近年はエーピーインディ系は日本でも人気が上がりつつあり今後母父、母系に入ってこの国の生産界へどのような影響を与えるか興味深い。

 

 

 

 

シニスターミニスター主な代表産駒 (2023年7月時点)

 

 

 

・テーオーケインズ

〈参照元:netkeiba.com〉

22’JBCクラッシック(JpnⅠ盛岡開催)、

21’チャンピオンズカップ(GⅠ)、21’帝王賞(JpnⅠ)、22’平安S(GⅢ)、21’アンタレスS(GⅢ)

 

 

・インカンテーション

〈参照元:netkeiba.com〉

17’武蔵野S(GⅢ)、17’白山大賞典(JpnⅢ)、17’マーチS(GⅢ)、15’平安S(GⅢ)、14’みやこS(GⅢ)、13’レパードS(GⅢ)

【種牡馬入り】

 

 

・キングズガード

〈参照元:netkeiba.com〉

17’プロキオンS(GⅢ)

 

 

・ヤマニンアンプリメ

〈参照元:netkeiba.com〉

19’JBCレディスクラッシック(JpnⅠ浦和開催)、19’クラスターカップ(JpnⅢ)、北海道スプリントカップ(JpnⅢ)

 

 

・グランブリッジ

〈参照元:netkeiba.com〉

23’エンプレス杯(JpnⅡ)、23’TCK女王盃(JpnⅢ)、22’ブリーダーズゴールドカップ(JpnⅢ)、22’関東オークス(JpnⅡ)

 

 

・ドライスタウト

〈参照元:netkeiba.com〉

21’全日本2歳優駿(JpnⅠ)

 

 

・ミックファイア

〈参照元:netkeiba.com〉

23’ジャパンダートダービー(JpnⅠ)

南関重賞:23’東京ダービー(SⅠ)、23’羽田盃(SⅠ)、

 

26年振り南関東無敗の三冠達成馬。

 

ミックファイアについては近年では格の違う勝ち時計で東京ダービーを制し無敗の南関二冠馬となった時点でこの馬単体で考察ブログを更新していますので宜しければ。

 

 

 

・ワークアンドラブ

〈参照元:netkeiba.com〉

南関重賞2勝

 

 

前述したように比較的初期の頃の産駒キングズガード、インカンテーションが典型的な晩成傾向、

テーオーケインズも古馬になってから頭角を現しており使い込んで才能を開花する産駒が多い

 

 

 

シニスターミニスター産駒特徴




 

【JRA】

 

 

前述した通り

エーピーインディ系の種牡馬としてはやや成長はゆっくりで中距離型に産駒が出るのもシニスターミニスター産駒の特徴の一つ。

と同じエーピーインディ系のパイロとは違いアメリカ血統ながらも

晩成傾向で中距離型に出易い

 

 

・距離傾向

 

距離適性は幅広く、短距離は

キングズガード、コウエイエンブレム、スリーグランドなどのスプリント寄りに出るタイプもいるが

基本的には1800m以上で能力を発揮し易いので古馬で狙いたい

 

・コース適性

 

基本的に満遍なくどこでもこなすが夏の北海道シリーズは狙い目

 

ダート短距離から中長距離などどの競馬場でも一定以上にこなすが産駒の分母数が多いのでそこはその馬の個性や特徴を掴むのが手っ取り早いとは言えるが…

夏の北海道開催は全体の数字を見ると良いので夏負けしない産駒も多いのか?と思いきや平坦小回りの小倉のダートは数字を落とす事もあり母系からスピード力を補えていたい産駒はローカルのダート1000mはやや苦手

全季節の対応出来る産駒は多い。

 

 

・道悪適性(稍重、重、不良)

 

全体的な数字を見ると産駒傾向は重以上から道悪は数字を落とす

テーオーケインズのように時計水準速めの馬場や道悪の速くなった馬場を得意とするイメージであったが

全体的な数字で見ると重、不良は数字を落とす

 

 

【芝】(おまけ)

JRAの芝はさっぱりであるが新馬、未勝利クラスの短距離ならこなせる産駒も稀にはいる。

代表産駒の紹介では漏れてはいるが…

唯一の芝重賞勝ちの経験もあるゴールドクイーンのように芝、ダート両方こなせる産駒もいる。

〈参照元:netkeiba.com〉

 

 

 

【地方競馬】

 

 

産駒の交流戦での実績も突出はしているが…地方生え抜きでも

ミックファイアやワークアンドラブなどの南関勢や

ケイマ、グランデラムジーなど移籍組も

幅広く各地方競馬場の馬場へ対応出来る産駒が多い

 

 

JRAのコースや馬場適性とは違い地方の深めの砂厚が合うのか?JRAとは違う重めの路盤が合うのか?

地方競馬で活躍する産駒は

JRAとは一転して道悪(重、不良)でも難なくこなす産駒が多い

 

 

 

 

以上がシニスターミニスター産駒特徴となります!!

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