種牡馬 リオンディーズ産駒 ダート特徴 (地方競馬対応版) 【ダートマニアックス】

ダートマニアックス

ダート専門無料ブログ【砂の祭典】がお届けします種牡馬 リオンディーズ 産駒のダートでの特徴を詳しく考察致します。

 

 

種牡馬 リオンディーズ産駒の特徴



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リオンディーズ 成績や血統表

 

生誕  2013年

生産国  日本

生産  北海道 安平町 ノーザンファーム

馬主 キャロットファーム

調教師 角居勝彦(栗東)

 

通算成績   5戦2勝 (うちGⅠ1勝)

 

主な勝ち鞍

朝日杯FS  (GⅠ)

 

余談ではあるが母シーザリオの馬名はシェークスピア作品「十二夜」のヒロインのヴァイオラが男装する際に使われた名前で、本馬のリオンディーズは同じシェイクスピアの喜劇「冬物語」に登場するシチリア王の名前からシェイクスピアの作品繋がりでもある。

 

五代血統表

〈参照元:netkeiba.com〉

父 キングカメハメハ

シーザリオ

母の父 スペシャルウィーク

 

もう説明不要と言っても過言でないが、

母は日本を代表する名牝シーザリオ

このシーザリオから輩出された兄弟は

エピファネイア、サートゥルナーリアなど錚々たるメンバーであり日本を代表する牝系から本馬含むGⅠ馬3頭。

 

本馬はノーザンダンサー(Northern Dancer)の5×5×4のインブリードが特徴的で、

スペシャルウィークを母の父に持つ為世界を代表する名牝 スペシャル(Special)の牝系のインブリードを5×5を内包。

 

リオンディーズの現役時エピソードや競走馬タイプ

 

 

アメリカンオークスへ海外遠征挑戦して勝利した母のシーザリオは「ジャパニーズスーパースターシーザーリオ」の現地実況があまりにも有名であり今でも競馬ファンの語り草となっていたが母同様に角居勝彦厩舎へ。

父キングカメハメハを父に持つ本馬はデビューは2歳の11月の京都の芝2000mの新馬戦をデビュー勝ちし、

次走は一気に距離を400m短縮して朝日杯FS(GⅠ)でキャリア2戦目で制して2歳チャンピオンの座に。

(当時はホープフルSがGⅠ昇格前だったので)

 

後に気性面で道中我慢が効かず抑えられなくなっていたったのはこの時のマイル挑戦が結果として影響していたと言う評論家も当時多数いた。

同期の闘ったライバル達は

ダービー馬マカヒキを筆頭に

サトノダイヤモンド、ディーマジェスティ、エアスピネル、レイボーライン、スマートオーディン、ロードクエストなど多数で、

2016年クラシック組は近年でも根強いファン多くいる程クラシック前は盛り上がりに盛り上がった世代でもある。

(著者の個人の感想も混じります)

 

皐月賞へのトライアルの弥生賞は後のダービー馬に後方から差されてのクビ差2着、

皐月賞

当日雨も多少降ったが当日は首都圏は電車が運転見合わせになるほどの強風吹き荒れるかなり特殊な状態の中で我慢出来ない面もあったが道中早めに位置を上げて半ば暴走気味に先頭へ並びかけて直線は外へ斜行し4着入線したものの5着へ降着。

日本ダービー

前走の道中我慢が効かなかった事と更に距離延長もあり控えて後方待機で折り合いに専念し直線追い上げるも前が止まらず5着。

陣営はダービー後からは秋は神戸新聞杯をステップに使い菊花賞は避けて天皇賞・秋を目標に調整されてはいたが9月に屈腱炎を発症し全治9ヶ月の診断であったが…

11月には現役引退と種牡馬入りを正式に発表された。

シーザリオ一族の気性面と体質の弱さがそのまま遺伝したようにも報道がされていたが当時でも秘めたポテンシャルはもの凄い物があったと今でも私な思う。

 

 

〈競走馬としてのタイプ〉

 

デビューし2戦目でマイルの朝日杯FSを経験した事で気性面で中距離は長いとは言われてはいたがあの時マイルを使っているが屈腱炎で引退なくとも3歳秋は2000mの天皇賞・秋を目標に調整されていた事からベストは2000m前後だったのではないかな?と思う。

(実際初のマイルの朝日杯FSは道中かなり追走に苦労しほぼ最後方だったのでマイルがベストとは思わなかった)

 

本馬の現役中は気性面との闘いだったように競馬に行けば兎に角前向きな気性とスイッチ入るとすぐ行ってしまいそうになってはいたがこの辺りは半兄のエピファネイアに似ておりシーザリオ一族特有でもあるかな?と当時から感じていた。

気性面と表裏一体ではあったが発揮されるそのポテンシャルは1級品でありそれが最大限発揮された訳ではないがシーザリオの産駒もあり兎に角夢のある馬であった事は間違いない。

馬格自体もデビュー時から500キロ前後あり大きな馬格とポテンシャルを発揮しようと前向きな気性面が災いしてから脚元が持たなかったのかな?と言った印象も強い。

 

 

 

主な代表産駒

 

 

・テーオーロイヤル

〈参照元:netkeiba.com〉

22’ダイヤモンドS(GⅢ・芝3400m)勝ち、22’天皇賞・春(GⅠ・芝3200m)3着。

 

 

・インダストリア

〈参照元:netkeiba.com〉

23’ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ・芝1600m)勝ち。

 

 

・アナザーリリック

〈参照元:netkeiba.com〉

22’福島牝馬S(GⅢ・芝1800m)勝ち。

 

・リプレイザー

〈参照元:netkeiba.com〉

21’兵庫CS(JpnⅡ・ダ1870m)勝ち。

 

 

・ピンクカメハメハ

〈参照元:netkeiba.com〉

21’サウジダービー(当時未格付け・ダ1600m)勝ち。

 

 

・アクションプラン

〈参照元:netkeiba.com〉

〈筆者のこれからの注目馬〉

現状(2023年6月中旬時点)で1勝クラスを勝ったばかりの馬ではあるが未勝利勝ちの(中山ダ1800m)のパフォーマンスが秀逸。

1勝クラス勝ち上がった(東京ダ1600m)も古馬戦となり3歳の斤量の恩恵があるとは言えメンバーが同世代で評判も高い勝ち上がりをして来たヴァナルガンド、ブライテストドーン、パーブルナイト辺りと闘い正攻法で好位抜け出して勝っており。

砂を嫌がったり揉まれ弱い面はあるが素質的にもっと上のクラスでやれるポテンシャルはありそう。

 

 

種付け事情

 

リオンディーズ自身が上に半兄のエピファネイアが初年度産駒から三冠牝馬 デアリングタクトを出しており既に種付け量高騰しており、

本馬の下の半弟が皐月賞を制したサートゥルナーリアはキングカメハメハの代表産駒の一頭でもありロードカナロア産駒なのもあり社台SSに鳴り物入りで種牡馬入りし初年度から種付け頭数を集めており、

本馬はブリーダーズSSでの繋養されてるとは言え社台系の牝馬とも多く種付けを多く行っている事からも社台系列が相当数種付け株を保有していると思われる。

 

初年度から191、161、153頭と安価ながらも順調に種付け数を集めており高額な種付け料の兄弟に比べて代用的な意味合いもあるだろうが安定して繁殖を集めている事おり、

21’22’はともにサイアーランキング20位とこれからもっと伸びて来ても不思議ではない。

 

 

リオンディーズ産駒 ダートでの特徴





前述した【主な代表産駒】で触れたように実にバリエーションに富んだ産駒を出しており、申し訳程度ながらもJRAの芝についても多少記載しておく。

 

【JRA】

 

〈芝〉

 

・牡馬は万能に満遍なく距離に対応

気性面からかスプリント〜マイルまでの産駒も多い。

(配合面もあるだろうが気性面さえ良ければテーオーロイヤルの様に長距離も行ける産駒も出している)

 

・牝馬は1800mまでの傾向は強い

 

 

〈ダート〉

 

デビュー早く仕上がった産駒は早い時期からの活躍が見込まれ2024年からダート三冠が始まるので更にその時期に出て来る産駒が増えて来ると予想!

 

 

・ダートは牡馬牝馬問わず1400mまでの印象は強い

前向きな気性面を受け継いでいるのかダートは下級条件は短距離馬が多く気性面がネックとなってるのか?中々勝ちきれない産駒も多い。

馬格もしっかりとリオンディーズを受け継ぐ産駒が多く割と大型に出てキングカメハメハの血統か骨量が多いのも特徴的。

気性が勝ち過ぎてダート短距離で騙馬となったサンライズホークの馬格を意識すると理解し易い。

 

 

・東京ダートは優秀

東京は1300m〜2100mまで幅広く対応して来ており広いコース向きなのは馬格のイメージ通り。

しかし中山なども得意とする産駒も多い。

 

気性面さえ大人しければ距離は持つイメージでショーナンアーチャー、リプレーザ、スミなど活躍馬が出ておりコースは幅広く適応して来る産駒で意外性は高い

 

 

・道悪ダートはややマイナス

産駒にもよるが基本的に数字上では

稍重、重馬場、不良馬場では数字を落とすのでダートをこなせる産駒は良馬場の力がいる馬場で力を発揮するパワー型が多く、

道悪の時計の速いダートで時計勝負になるとやや苦手とする産駒が多い。

(ヴァーンフリート、ヤマトコウセイ、アポロプラネットのように稍重まではこなす産駒もいるが…)

 

 

・未勝利戦や下級条件でダート替わりで変わり身、妙味あり

未勝利戦や下級条件などはあっさりとダートへ対応出来る産駒が多く、下級条件なら道悪があまり良く出ない馬場適性よりもポテンシャルの高さで勝ちきる産駒もおり狙い目。

 

 

【地方競馬】

 

一度JRAから金沢に転入しJRAへ出戻ったヴェノム

園田での交流戦重賞を制したリプレイザーがいるように砂の深めの競馬場での対応力を見せる。

特にこれまで所属馬の頭数の関係もあるが

園田で活躍する産駒が多数見受けられる

 

南関4場では

所属している産駒はそれほど多くなくサンプル数は少ないのでまだ何ともではあるがダート三冠始め日本のダート戦線や地方競馬が変わって来れば更に期待出来る産駒も増えて行けそうではある。

ノーザンファーム生産で浦和所属のオールイズトゥルーや名古屋から大井へ移籍したギャレットルルレーヴなど2頭の騙馬を見ると気性面の問題も大きそうな産駒はいるが。

現状は良くてB2に上がる産駒がパラパラいる程度でC級の下級条件で走る産駒が多い。

浦和のシュティルや川崎のリオシャンパーニュ大井のローレンクサナギなどこれからの馬も多い。

比較的低価格帯でのセリでのトレーニングでは好時計を出していた産駒もこれから入って来るだろうし今後に期待したい!

 

 

 

以上がリオンディーズの種牡馬更新とさせて頂きます!!

 

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