種牡馬ホッコータルマエ産駒のダートでの特徴を詳しく考察する種牡馬ブログ更新を完全無料競馬ブログ【砂の祭典】がお送りします。
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ホッコータルマエ産駒特徴考察
ホッコータルマエ プロフィールや現役時代成績
生誕 2009年5月26日
生産国 日本(北海道浦河町)市川ファーム
(2010年北海道セレクションセール1歳で1575万円で落札)
主な勝ち鞍
東京大賞典(GⅠ) 2013、14年
チャンピオンズカップ(GⅠ) 2014年
かしわ記念(JpnⅠ) 2013年
帝王賞(JpnⅠ) 2013、15年
JBCクラッシック(JpnⅠ) 2013年
川崎記念(JpnⅠ) 2014、15、16年
レパードS(GⅢ)2012年、アンタレスS(GⅢ)2013年、佐賀記念(JpnⅢ)2013年、名古屋大賞典(JpnⅢ)2013年
通算成績39戦17勝
JRA賞最優秀ダートホース(2014年)
ダートグレード競走特別賞(2013、2014、2015年)
GⅠ、JpnⅠ述べ10勝 重賞14勝
これだけの実績を持つ馬ではあるがセレクションセールで安値で取り引きされたのもありデビュー当時は特に目立たない存在でデビュー戦は11番人気11着、続く未勝利での勝ち上がりも9番人気でのものだったのを考えると当時のファンからの評価はあまり高くなかったのが頷ける。
その次走から幸騎手とコンビを組む事となったが3歳時はジャパンダートダービー(JDD)は5着だったがレパードSで初重賞制覇しその後ジャパンカップダート(今のチャンピオンズカップに相当)は低評価の中(9番人気)3着と好走。
当時はあくまでも世代の有力馬の1頭程度の認識がまだファンの中ではあったものの明け4歳東海Sは3着であったがそこから佐賀記念、名古屋大賞典、アンタレスSと快勝しかしわ記念まで重賞4連勝でJpnⅠまで駆け上がり一躍時代を代表するダートチャンピオン馬と長い期間君臨し続ける事となる。
【エピソード】
・ドバイワールドカップへ3年連続遠征
初のドバイワールドカップ遠征時2014年にレース後腸炎を発症し現地ドバイの医療チームが治療施設で懸命に治療。
日本の報道では事後、無事帰国後に軽い報道が多かったが一時期は危険な状態だった事も関係してかなりの関係者が尽力を尽くしてくれたそうでドバイではかなり手厚く介護してくれた事もありその時の恩を陣営は感謝し2014年から3年連続でドバイ遠征をする事となる。
ドバイの獣医チームや関係者には馴染み深い日本馬の1頭となったらしく
丁度ホッコータルマエの遠征を初めた辺りからドバイワールドカップAWからダートへ再び戻る最中の移行期であり以降数年間ホッコータルマエの件もあり現地滞在の調教面などでも日本馬には特別にプールや様々な優遇された面もあったり、ホッコータルマエは現地で治療の滞在が長ったのもあり現地の装蹄師がホッコータルマエに合う蹄鉄を作ってプレゼントした逸話も残っている。
これは余談ではあるが2023年のウシュバテソーロがダートに戻ったドバイワールドカップで日本調教馬として初制覇した際(AW時代はヴィクトワールピサが制しているが)ホッコータルマエに関わったドバイの獣医チームもかなり喜んだとの事。
・苫小牧市観光大使に
馬名が苫小牧の「樽前山」に由来しているのもあり2014年のJRA賞最優秀ダートホースへ選出されたのを記念し苫小牧市の観光大使に就任し当時でもあまり競馬ファンでも知られていなかったが同観光大使であるシンガーソングライターの「かんばやしまなぶ」氏がホッコータルマエの応援歌を手掛ける。
・ウマ娘化を快諾
アニメ、ゲームなどの「ウマ娘」であるが競走馬をキャラクター化する際オーナーに打診するがオーナーは「ゲームをキッカケに当時を知らない世代の方にも当時のホッコータルマエの栄光を知ってもらえれば」と観光振興に繋がるとして快諾したとのエピソードも残されている。
ホッコータルマエ 血統構成
〈参照元:netkeiba.com〉
父キングカメハメハ
母マダムチェロキー
インブリードは
Mr. Prospector 3×5
Northern Dancer 5×5
父キングカメハメハはこの馬の登場前にベルシャザールを輩出していたがホッコータルマエの存在でダートの大物も出せるの印象が定着しこの馬以降もチュウワウィザードやジュンライトボルトまで定期的にダートの強豪馬を輩出している。
母のマダムチェロキーは持ち込み馬で現役時代は重賞実績こそないがJRAで4勝しておりホッコータルマエ自身は2番仔となる。
母の父Cherokee RunはBCスプリントの勝ち馬でその産駒もアメリカでは早く仕上がり短距離傾向は強め。
その隔世遺伝なのだろうかホッコータルマエ産駒も配合次第で短距離型に強く出る場合がある。
ホッコータルマエとの配合例でこれと言った配合こそまだ出てはいないが日本で蔓延するサンデーサイレンス系との相性も勿論良く日本の肌馬で満遍なく勝ち上がりの産駒を輩出しており、
心配していた同じミスプロ系も2022年のJBC2歳優駿(JpnⅢ)勝ち馬のゴライコウのようにミスプロの4×3の配合でも重賞勝ち馬を出している点は今後更なる大物の出現を感じさせられる。
ホッコータルマエ主な代表産駒
(2023年9月現在)
・レディバグ
〈参照元:netkeiba.com〉
2023年スパーキングレディーカップ(JpnⅢ)勝ち
・ブリッツファング
〈参照元:netkeiba.com〉
2022年兵庫CS(JpnⅡ)勝ち
・ゴライコウ
〈参照元:netkeiba.com〉
2022年JBC2歳優駿(JpnⅢ)勝ち
・ブライアンセンス
〈参照元:netkeiba.com〉
2023年ユニコーンS(GⅢ)3着
・メイショウフンジン
〈参照元:netkeiba.com〉
2023年仁川S(L)勝ち
【地方所属馬】
・ヒーローコール
〈参照元:netkeiba.com〉
2023年戸塚記念(南関SⅠ)勝ち
・ギャルダル
〈参照元:netkeiba.com〉
2023年フジノウェーブ記念(南関SⅢ)勝ち
・ニネンビーグミ
〈参照元:netkeiba.com〉
2022年のじぎく賞(園田重賞)勝ち
ホッコータルマエ産駒特徴
【JRA】
・成長タイプ
但し2歳戦でも早く仕上がり早期デビューする産駒も多く明け3歳でグンと勝ち星を伸ばす事を考えると2024年からのダート三冠シリーズ開始とともにかなり注目される種牡馬となりそう。
〈ダート三冠シリーズ詳細〉
・距離適性
・本質的には父同様にダート1800m前後を得意とする産駒が多い
母系との配合にもよるのだが思っていたより距離の融通が効く。
ダートの1400m〜1600mはデータ上(2023年9月時点)は回収率もかなり優秀で父のイメージ以上にスピードに特化した産駒も多いので割と狙い目(1000m〜1300m区間も普通にこなす産駒が多い)
・コース適性
・平坦な新潟ダートが連対率複勝率ともに抜けた成績
・主要4場では東京コースは数字的に優秀ではあるが坂の有無問わず満遍なくこなす万能型
・左回りは得意
ホッコータルマエ自身左回りは少しモタれていた走りを見せる事が多かったのだが(ポテンシャルの高さで良績は残してはいるが)産駒は意外にも東京、中京、新潟の左回りは良績を残しているが興味深い。
・道悪適性(稍重、重、不慮)
・道悪のダートは得意な産駒は多い
不良まで行くとサンプル数不足の為数字で見るのは微妙なところではあるものの各々見ても道悪の時計の速いダートでパフォーマンスを上げる産駒が多い。
重馬場に限れば出走回数160で勝率10.0%と驚異的な数字を出しており連対率、複勝率、単複回収率どれをとっても文句の無い数字を出しているのが特徴的。
・芝レース
一応は勝ち鞍はあるもののこれまで下級条件の2勝のみでサンプル数が少なすぎるが…
その2勝は良馬場と稍重の芝なのは興味深い。(札幌と中山)
今後産駒が増えれば芝にも目もくれずダートの王道路線を進んだホッコータルマエと違った芝だけのタイプは出て来なくも無さそうだが基本的にはダート種牡馬なのを念頭に置いておいた方が良さそう。
【地方競馬】
・交流戦重賞勝ちが目立つように各地方の馬場にもすんなり対応
地方競馬特有の肌馬の質でも幅広い母系の血統でも活躍馬を出しておりパワー型に出た方が地方所属となると圧倒的な適性を見せる事も多い。
(サンデーサイレンス系を母系に持っていても難無く対応する産駒が目立つが稀に兵庫に転入したエコロファルコンのようにJRAで準OPまで行った馬でも母父ダンスインザダークで今ひとつピリッと対応しきれない馬もいるが対応力や慣れの面も強いと見る)
・地方の深い路盤に合い地方特有の道悪馬場もしっかりと対応
砂厚差はそれぞれあるだろうが南関競馬やその他の競馬場のクッション砂下の独特の路盤で時計の出方の違いあるとは言え水の浮くような不良馬場でもしっかりと力を出せる産駒が多いところを見ると底力のいるタイプの地方競馬の道悪ダートもこなせるタイプの種牡馬と呼べる。
南関のヒーローコールもそうだが大物感ある産駒が多くダート三冠シリーズが始まりだすと将来有望馬も地方デビューするパターンもこれまで以上に増える事が予想されるので(賞金水準も各公営軒並み上がっており)今後地方の大物候補のホッコータルマエ産駒が出て来る可能性も極めて高そうだ。
〈ダート三冠シリーズ詳細〉
以上がホッコータルマエ産駒特徴更新となります!!
種牡馬特徴シリーズ(ダート種牡馬多め)
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