種牡馬ドレフォン 産駒のダートでの特徴や可能性【ダートマニアックス】

ダートマニアックス

ブログ最新更新日 2022年5月22日

 

【砂の祭典】がお送りする種牡馬ブログ更新は今回ドレフォンをお送りします。

 

2021年産駒デビューの新種牡馬の中で個人的に気になった中で今回はドレフォンの特徴やダートの適性に考察して行きたいと思います。

 

産駒デビューも間もないので傾向等は今後追記したりと編集を加えて行く形式をとりたいと思います。

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【ドレフォン】

〈繋養先〉

社台SS(2018年〜)

〈詳しい戦績〉

ahonoora.com
引用元アホヌーラ競馬館

〈血統〉

f:id:Rexkagehinata7:20210909140626j:plain

 

画像引用元 jbis.or.jp

 

〈ざっくりした戦績〉

2013年アメリカ産まれ。

 

3歳時

キングズビショップS(G1・ダ1400)

ブリーダーズカップスプリント(G1・ダ1200)

 

4歳時

フォアゴーS(G1・ダ1400)

 

通算9戦6勝(うちG1を3勝)

とダート短距離を3勝しており、

父はアメリカの芝で活躍しG1 7勝を含む通算12勝をあげたジオポンティ(ストームキャット系)

母の父はゴーストザッパー(ディピュティミニスター系)であり、産駒デビュー前は血統背景から

 

芝ダート兼用

短距離〜マイル

仕上がりは早めの早熟傾向?

 

大方こんな見方の評価が主流ではあったが、現役時代に管理していたボブ・バファート調教師や関係者はマイルの方が適性があると言っていた様で(意図して6F.7F路線を使っていたのか?)

夏競馬終了までの産駒を振り返ってみる。

以下代表産駒や考察

6/26の東京芝1800mで上がり3F33.3で差し切り勝ちをし次走洋芝の札幌2歳S(G3・芝1800)を上がり最速で差し切り勝ちし産駒重賞初勝利した

そして2022年 皐月賞制覇

・ジオグリフ

 

db.sp.netkeiba.com

(引用元・netkeiba)

ジオグリフを見ているとどうも想像している種牡馬と傾向が違うらしく、日本の緩急あるレースにも対応出来そうであり、ダートは勿論芝でも夏競馬の開催中は新種牡馬シルバーステートとともに存在感を見せつけたのでこれは考察を改めるべきだと今回ダート専門ブログのうちでも今後の可能性を考察していこうと思う。

〈追記〉

そして2022年皐月賞を制し初年度産駒からGⅠウィナーを排出。

 



f:id:Rexkagehinata7:20200709000619p:plain

てっきり私自身の種牡馬としてのデビュー前の考察としてはドレフォン自身が短距離ダートで活躍したストームキャット系であり
(日本で活躍しているストームキャット系種牡馬ヘニーヒューズ、ヨハネスブルグ、アジアエクスプレス、ディスクリーキャット等)

 

母系も母の父ゴーストザッパーはディピュティミニスター系
(日本で活躍しているディピュティミニスター系種牡馬クロフネ等)

がおり、
一本調子のスピードと仕上がりの速さからデビュー早めでダート短距離でスピードでゴリゴリ押してクラス上がる事に苦戦し稀に芝の下級条件で活躍馬を出すタイプなのか?と思っていたが。

良い意味で期待を裏切ってくれたのでこれは考察し甲斐がありそう。

 

その他の目立った活躍馬は

 

早くからダート戦績で出て来た牝馬はダート重賞戦績の活路求め南関東へ

・ヒストリックノヴァ

 

db.sp.netkeiba.com

地方交流戦重賞のエーデルワイス賞(Jpn3)を2着も、牝馬のダート路線は番組の選択肢の少なさから南関大井へ移籍。

移籍後も東京2歳優駿牝馬で2着と活躍中。

今後の活躍も期待される。

 

シラユキヒメ一族の白毛馬のユキチャン産駒の白毛牝馬の

・ハイアムズビーチ

 

db.sp.netkeiba.com
(引用元・netkeiba)

六月の東京芝1400mを勝利後の次走中山のアスター賞(2歳1勝クラス・芝1800m)は2着。
ひと頓挫あってその後2歳シーズンは休養もクラッシック戦線へ乗れるか?今後注目の一頭。

 

新潟ダ1800mの新馬戦で後続を1.9秒突き放し大差で圧勝した540キロを越す大型馬の

・コンシリエーレ

 

db.sp.netkeiba.com
(引用元・netkeiba)

 

新馬戦大差圧勝、次戦のカトレア賞(OP・東京ダ1600)を快勝し、3歳初戦はサウジアラビアでのサウジダービーの海外遠征プランも浮上し(ヒヤシンスSと両睨み)スケールが大きい。

母の父はSpanish Steps(その父Unbridled)と仕上がりの完成度の高さとともに海外への馬場適性も高そうな一頭。

 

 

アドマイヤセプターの2019としてセレクトセールで2億5000万円で落札された評判馬。

(アドマイヤセプターはドゥラメンテの全姉にあたるダイナカール一族の超良血)

 

・デシエルト

 

db.sp.netkeiba.com
(引用元・netkeiba)

 

新馬戦快勝後、二戦目は中京での1勝クラスにて新馬戦圧勝し騒がれたアロゲート産駒のジュタロウを見事撃破と今後の期待は大きい一頭。

その後芝の若葉S(L)でも勝利し芝への適性もしっかりと見せつける

現時点の各馬のスケール感も大きくこの成績は久々に期待出来る輸入種牡馬となりそう。

 

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種付け数は

2018年207頭
2019年204頭
2020年186頭
2021年172頭

と社台SSに繋養されてるとは言えこの種付け数は生産界の期待の表れと捉えて良いと思う。

 



 

人気の理由はサンデーサイレンス、キングカメハメハと日本の代表的な主流血統を持っていないと言う点が大きいが生産側、育成側もいきなり2歳夏に重賞馬を出すとは嬉しい誤算では無いだろうか?

産駒を見て思うのは母系の良さも上手く引き継げそうで血統や走りを上手く引き出せる産駒が多そうでまだ時期早々ではあるが…

サンデーサイレンス系との相性は良さそうで
父ディープインパクト×母ストームキャット系牝馬での活躍馬は数多いが
(キズナ、リアルスティール、ラヴズオンリーユー、ダノンキングリー、カレンブーケドール、エイシンヒカリ、サトノアラジン、ラキシス等多数)

 

父ドレフォン母ディープインパクト牝馬でその逆配合が再現可能となりこれからも続々で芝路線でも父ジオポンティは芝1600〜2200mの馬であったが母系と育成次第ではいくらでも距離はこなせそうに思う。

話しは脱線はしたがダート専門ブログとして取り上げなければいけないダートでの適性ではあるが…

 

先程上で紹介した新潟ダ1800の新馬戦で10馬身以上離す圧勝したコンシリエーレの様に母系にミスタープロスペクター系が入ればダート路線でも活躍馬は出そうである。

母系にキングカメハメハが入れば更にダート戦績でも活躍馬が見込めそう。

産駒の日本の砂ダートもこなせそうであり一本調子となりやすいダート短距離戦も血統背景考えればスピードもあるのでその辺りの適応もそのうちして来る産駒は多く出て来そう。

 

ダート戦での脚遣いを見ていると日本の砂ダートの道悪も上手く適応出来そうなので道悪馬場が極端に悪いと言う事も無さそうな産駒傾向となりそう。

ただヘニーヒューズに代表される様にストームキャット系に良く見られる使い詰めると筋肉は硬くなって行くタイプなのか?
成長力もまだ傾向として未知数ではあるがその辺は芝戦線からダート転向する産駒を見て評価したいと思う。

 

勝ち上がった産駒を見ると2歳この時期に馬体重が500キロ前後の大型馬が多くここから更にダート向きの馬が続々とデビューしそう。

 

(新馬勝ち後函館2歳S5着、クローバー賞3着の母父ディープインパクトのカワキタレブリーは母父ディープインパクトは母のカフジビーナスは400キロ前後の小柄な馬だったので少し例外っぽいが…)

個人的な見解で申し訳ないが芝レースを走っている勝ち上がり好走問わずにドレフォン産駒を見ても芝レースで通用するスピードを持ちながらも馬体を見ると立派な馬体であり骨量もしっかりしておりこの時期にしては筋肉量が目立ったな産駒も見られダートでもすぐにそのうち活躍馬が出て来そうな気配を感じる。

(2歳夏競馬終了時の2021年9月初週終了時点での時期早々な個人的見解で申し訳無いですが)

 

特に芝からダートへの転向初戦は思った以上に適応してくる器用な産駒が多い印象。(2021年11月29日追記)

 

産駒デビュー間も無いのに芝重賞馬を出しているところを見るとダート戦線でも超大物を輩出しても不思議では無く。

芝はもちろん、洋芝適性も高くさらに血統通りならダート適性も高く距離も融通効きそうでデビューも早めで一口馬主界隈でも楽しみが増え今後2年目産駒も人気が上がりそう。

将来有望な種牡馬として今後注目したい!

 

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