種牡馬 ヘニーヒューズ産駒 ダート特徴(地方競馬対応版)【ダートマニアックス】

ダートマニアックス

無料競馬ブログ【砂の祭典】がお送りします種牡馬 ヘニーヒューズ 産駒のダートでの特徴を詳しく考察します。

 

 

種牡馬 ヘニーヒューズ産駒 特徴 考察



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ヘニーヒューズ プロフィール 現役時の成績

 

生誕  2003年4月5日

生産  アメリカ

毛色 栗毛

 

通算成績  10戦6勝 (うちGⅠ勝利2勝)

 

主な勝ち鞍

キングスビショップS(G1)

ヴォスバークS(G1)

サラトガスペシャルS(G2)

ジャージーショアーBCS(G3)

 

2歳時はデビュー戦から破竹の3連勝で2歳G1戦線へホープフルS(米)シャンペンSはファーストサムライに屈して2着、

ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルはこれまで負け続けたファーストサムライには先着したが最後スティーヴィーワンダーボーイに差されてのまたしても2着となった。

3歳時は当初から距離不安でケンタッキーダービー目標ではなくドバイへ向けて調整されたが体調整わず春全休も、

夏からは短距離ダート戦線で快進撃を見せキングスビショップS(G1・D7f)を5馬身以上突き放す大楽勝で晴れてG1馬となった。

【キングスビショップSの現在のレース名は2017年代からH・アレン・ジャーケンスメモリアルS】

 

続く古馬との闘いとなったヴォスバーグS(G1・D6f)も2着馬に3馬身近く突き放して当時のレコードタイムで快勝した。

G1を連勝して挑んだ次走のブリーダーズカップ・スプリントでは出遅れからの大敗。

その年のエクリプス賞最優秀短距離馬の受賞は逃したものの

しかし突出したスピード力と2歳時から早く仕上がり活躍する事から種牡馬入りが決まった。

 

現役時代はその突出したスピード力を武器にダートの6.7(1200m.1400は)ハロン戦を中心に活躍した

 

 

 

ヘニーヒューズ 血統表

 

五代血統表

〈参照元:netkeiba.com〉

父 ヘネシー

母 Meadow Flyer

母父 Meadowlake

 

父ヘネシーはストームキャット(Storm cat以下略)直子であり典型的なアメリカ血統から配合のポイントは母の父のメドーラーク(Meadowlake以下省)でPrincequilloから脈々と受け継がれるスピードとスピードの配合で突出したスピードは短距離で活躍出来るのは頷ける配合例。

5代血統表内のインブリードは無く全てアウトブリードで構成されている。

 

 

種牡馬として日本輸入までの経緯

 

2歳時途中から馬主の権利がダーレーグループへ渡っていた為引退後の2007年からアメリカのダーレースタッドで種牡馬入りし2年目シーズンからは南半球のオーストラリアへのシャトル供用も始まったが期待された程産駒が活躍しないのもあり2017年夏にオーストラリアの牧場へトレードされた。

しかし残った産駒からビホルダー(Beholder以下略)がブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(G1)を制したのもありアメリカの生産界は慌てて今までとは逆の

オーストラリアからアメリカへのシャトル供用を開始するもまたもや目立った活躍馬は出なかったタイミングで

日本では輸入した産駒や持ち込み馬含め計9頭のうちヘニーハウンドケイアイレオーネが既に重賞を制し活躍しており、2011年産のアジアエクスプレスは朝日杯FS(GⅠ)を制し、2013年秋に日本へ輸入され優駿スタリオンステーションで供用される運びとなった。

 

完全に余談であるが…

前述したビホルダーはその後2歳から5歳までG1を計11勝しエクリプス賞の受賞は通算4回と2010年代を代表する名牝として讃えられヴァニティーマイルSがビホルダーマイルSになるなどレース名になる程現地では人気がある。

 

 

 

主な代表産駒 (2023年6月末)

 

 

ここに挙げるとキリがないほどオープン馬はいるのだが代表的な日本国内産駒を数頭ほど

(前述した米の名牝ビホルダーは除外します)

 

 

 

・アジアエクスプレス

〈参照元:netkeiba.com〉

2013年朝日杯FS(GⅠ)、2014年レパードS(GⅢ)

種牡馬入り

 

 

・モーニン

〈参照元:netkeiba.com〉

2016年フェブラリーS(GⅠ)、根岸S(GⅢ)、2018年コリアスプリント

種牡馬入り

 

 

 

 

・ワイドファラオ

〈参照元:netkeiba.com〉

2019年ニュージーランドT(GⅡ)、ユニコーンS

2020年かしわ記念(JpnⅠ)

種牡馬入り

 

 

 

・アランバローズ

〈参照元:netkeiba.com〉

2020年全日本2歳優駿(JpnⅠ)

南関重賞東京ダービー含む多数

 

 

・ペリエール

〈参照元:netkeiba.com〉

2023年ユニコーンS

 

 

 

 

ヘニーヒューズ産駒特徴





【JRA】

 

 

・仕上がり早く若い頃からガンガン活躍する

 

基本的にJRAのダート戦線では現状2歳の番組数が極端に少ないのである程度早めにデビューすると休養させ成長を促すローテーションが一般的ではあるが2歳時からポテンシャルと完成度の高さで走る。

しかし早くからパフォーマンスで圧巻するタイプに多いのが早熟傾向が強い。

古馬となってからは疑って掛かるのが無難

個体差や成長の加減はあるが通算10戦〜20戦ほどでガクっとパフォーマンスを落とす産駒が多いのも特徴的

良くも悪くもアメリカダートの2歳戦からガンガン出走させるアメリカン血統なのを頭に入れておこう。

 

 

・芝は3歳春までの早い時期なら完成度とポテンシャルの高さで重賞レベル通用する産駒もいる

 

2歳時に朝日杯FS(GⅠ)を制したアジアエクスプレス

デビューから芝を使われ続け3歳春にニュージーランドT(GⅡ)を制しその後NHKマイルまでは芝路線を歩んだワイドファラオ

デビュー2戦目でファルコンS(GⅢ)を制したヘニーハウンドなどがおり芝が全くダメでもないが活躍するのは3歳時の早い時期に偏る。

 

例外として6歳時にマーチS(GⅢ)を制したレピアーウィットのように2歳時は芝で関係者評価は高かったがその後ダートへ転向し成功した例もあるがこの場合かなり大事に使われたりと堀調教師が馬具工夫したりと早熟にも当てはまらなかったかなり珍しいパターンでもある。

 

 

・連戦はあまり向かず間隔詰めてパフォーマンスを上げる産駒はやや少なめ

 

馬体が使い詰めると硬く出てしまいローテーションの間隔を詰めるとパフォーマンスを落とす産駒も割合として多め。

ダート馬ではあるが芝の重賞戦線のようなかなり間隔を開けながら使うローテーションの方がポテンシャルを発揮するタイプが多い。

その反面休み明けを苦にしない鉄砲駆けするタイプが多い。

 

 

・距離は短距離からマイルまで安定感

 

基本的に1000mから1600mまで安定して好成績。

気性面や母系の配合やその馬のタイプで1800m辺りまで持つ産駒もいるが基本的に1800m以上になるとJRAでは数字をガクっと落とす産駒がかなり多い事を頭に入れておこう。

 

 

 

・良馬場から不良馬場まで距離適性内なら日本の砂ダートは全てこなし得意

 

基本的に良馬場のパサパサダートは得意。

稍重からの時計勝負も大丈夫なのであるが、

重馬場、不良馬場は個体差が激しいのもあるが基本的にこなすと覚えてて良いが稀に極端に苦手とする産駒もいるので過去のレースをしっかりチェックしよう。

パドックで脚元を見れる人や現地パドックで爪まで観察する人なら実物見て判断した方が良い。

 

 

【地方競馬】

 

 

基本的にはJRAと変わらないが地方へ行くと1800m以上でもJRA以上にこなせる産駒が出ると覚えておこう

 

 

 

馬場が重い競馬場での不良馬場はパフォーマンスを落とす産駒も多い

 

 

 

ヘニーヒューズ産駒 ダート三冠では?

 

2024年からダート三冠新設されスタートするが今までマイルまでのイメージ強いヘニーヒューズ産駒も

これから早い時期からダートの一線級の馬同士で闘う事と増え完成度の高さで多少これまでとは傾向が変わって来そうと予想する。

現に早い時期から闘う2023年までの比較的地方デビューでも良血な素質馬集まる南関競馬の重賞では

大井2000mでの東京ダービーを制したアランバローズが出ておりこれから傾向は変わっても不思議ではない。

 

 

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