盛岡競馬場のコース別ガイドを無料競馬ブログの【砂の祭典】が徹底解説。
ダート三冠シリーズ三冠目の不来方賞(旧ダービーグランプリ)も三冠目のジャパンダートクラッシック(旧JDD)のトライアルレースとして2024年から指定されておりこちらも是非チェック
〈ダート三冠関係の更新はこちらから〉
ブログランキングに参加してるので運営モチベーション維持の為各応援クリックを押して応援してる宜しくお願いします。【所要時間約10秒で済みます】
↓↓
中央競馬ランキング
↑↑
(ブログランクを押し暫く下にスクロールすると画面上部に【砂の祭典】の現在の順位とアイコン画像が表示されるのでそこを押して頂くと
現在順位に飛べるのでこのブログにもう一度入って頂くとランキングが上がりますのでご協力お願いします)
【浅井(おおきづダート)Twitter】
https://twitter.com/azaikeiba/status/1609297169198239744?t=wQimbkQ0uqtzWD6glZr-0Q&s=19
【完全無料】盛岡競馬場特徴と傾向 ダートの砂厚
盛岡競馬場 概要
現在の盛岡競馬場は1996年から。
盛岡競馬場の歴史は深く1886年(明治19年)には根岸(横浜)競馬場、東京競馬場に次いで日本で3番目となる現在の祖となる洋式競馬が開催された歴史を持つ。
初代、2代目の盛岡競馬場は明治天皇が飲んだと言われる地元の湧水「黄金清水」に因んで
黄金競馬場(こがねけいばじょう)とも呼ばれてるおりこの通称は2代目の競馬場でも引き続き呼ばれていたそうで。
今の愛称でもあるOROパークのORO(オーロ)はイタリア語で黄金の意味であり現行の3代目となる盛岡競馬場でも引き続き黄金競馬場時代の名残りを感じられる。
昭和から平成途中までは岩手競馬は盛岡競馬場、水沢競馬場とともに2場開催と積極的な経営を行い全国3番目の規模の売上を持つまで成長を成し遂げた経営状態から「地方競馬の優等生」として呼ばれ
廃止された上山競馬、新潟競馬(県営新潟、三条競馬)とともに東方地方の地方競馬に分類されていた時代もあった。
現在の盛岡競馬場の移転の際にはJRAとの関わりも強く相互の馬券発売など更に経営を広げたが移転に掛かった費用は約410億円と膨大に掛かった事などから
2000年代中旬の地方競馬廃止ドミノに巻き込まれかけたが何とか耐え凌いで現在まで移転時に抱えた負債を返済しながら存続している。
盛岡競馬場で行われている交流戦重賞(ダートグレード競走)
・マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ)
・不来方賞(JpnⅡ) 2024年から
・マーキュリーカップ(JpnⅢ)
・クラスターカップ(JpnⅢ)
盛岡競馬場 コース特徴 ダート砂厚
・地方競馬唯一の芝コースのある競馬場
・左回りコース
・最後の直線は約300m
・外回りにダート内回りコースに芝コースがあるアメリカ式競馬場
(ケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラス、トールフェスクの3種類の洋芝)
・ダートコースは外回り1周1600m幅員25mと地方競馬にしては大箱コース
(芝コースは内回り1周1400m)
・地方競馬の競馬場唯一コースに勾配(高低差4.4m)があるタフなコース
・水沢とともに岩手競馬は冬季は開催休みが入る
・ダートの砂厚は平均11cm前後を基本とする(年によっては12cmの時期も)
(JRAの砂厚は9cm)
宮城県大和町の山砂を使用(JRAの青森県六ヶ所村の海砂とは採取地が近くとも全くの別もの)
馬場状態によって内枠を砂厚を厚めにとることも多く開催毎に大きく馬場差が出る為砂厚含む馬場の動向は主催者発表やレースで騎手が内を開けて走っていないか?などチェックする方が良い
施行距離
ダート
1000m.1200m.1400m.1600m.1800m.2000m.2500m.2600m.
芝
1000m.1600m.1700m.2400m
と多く距離設定が設けられてはいるが…
今回は交流戦重賞で使われる1200m、1600m、2000mを取り挙げる。
(余談であるが…)
地方唯一の芝コースでOROカップ(JRA富士S、スワンSへのトライアル競走)など地方競馬全国交流競走など重賞が組まれていたりものするが盛岡競馬場の芝レースは多くても1日1R程度組まれていたりものするが芝の根付きなど洋芝の混合種なのもあり馬場の痛みが直ぐに出てしまう為雨天時などは直ぐにダートへの開催変更が頻繁に行われる。
馬場の維持の強度もあり事情を知らない競馬ファンからするとJRAの芝戦線で未勝利勝ち上がれなければ地方唯一の芝のある盛岡へ…と思ってしまうかも知れないが現状の芝レースの番組は上位条件しか組まれていないのでJRA未勝利馬の持つ賞金を転入し地方競馬換算に変えても直ぐに芝レースを使うのは未勝利馬レベルの馬にとっては困難な状況ではある。
OP前後の馬が移籍したとしても馬場の貧弱さから度々ダートへ施行変更が日常的にある為結局はダートへの適性もある程度必要となる為JRAから直接岩手競馬への転入はそこまで盛んではない現状である。
盛岡ダ1200m 特徴と傾向
・盛岡ダ1200mは全地方競馬の中で最も高低差が激しいコース(高低差3.5m)
・スタートは向正面奥のポケット入口からのワンターンコース
・スタートから最初のコーナーまで直線距離が約500mと長く外枠先行馬が内の先行馬に絡み先行争いが長引くと1.8m上りなのもありかなり底力が要求される
・逃げ、先行有利
・だだし道悪になると盛岡の性質上超高速ダートと化し、
逃げ馬はコーナーから下り坂となる事でオーバーペースを刻んでしまう大きな要因となりやや苦戦傾向
・盛岡のコースはどの距離設定でも当てはまるが地方の強豪馬であっても勾配ありのコースで実績の無いタイプは苦戦傾向
盛岡ダ1600m 特徴と傾向
・盛岡ダ1600mは向正面奥のポケット地点の最深部からの発走の(一応)ワンターンのコース
・(一応)と記載したのはポケット最深部から向正面の2コーナー付近に出るまで引き込み線が途中やや折れ曲がっている為純粋なワンターンマイルでは無いのが特徴
・純粋なワンターンマイルでは無いにしろワンターンマイルであるJRAの東京ダ1600mとは芝スタート、ダートスタートの違いあれど求められる適性が似通っている部分もある
・スタートから最初のコーナーまで約700mと長くJpnⅠのマイルチャンピオンシップ南部杯の出走メンバーともなると出走メンバーの追走レベルも高く先行争いが長引けば長引くほど外差しなど差し追い込み勢が台頭するコース
(400m平坦+300mが1.8mの上り)
・差し追い込みも比較的決まるのはコーナー部分で4mの下りで一気にスピードが乗る中最後の直線は1.5mほど上る勾配が要因
・盛岡のダートの特性上道悪になると超高速ダートとなる事が多いその場合は逃げ先行勢圧倒的有利な展開となりやすい
(盛岡競馬場の路盤部分をJRA東京ダートを参考に作っている為他の地方競馬より総工費に多額な費用が掛かっているのもあり路盤の基礎部分がしっかりしており高速ダートとなりやすい)
・芝スタートのJRAの東京マイルよりもレコードは速く2020年のマイルチャンピオンシップ南部杯ではアルクトスが稍重で1:32.7のレコードが飛び出している
・地方競馬の中で同じく大箱大井の1600mコースとの時計差の違いが話題となる事が多いが大井の1600mは内回りであり4コーナー部分のコーナー角度がキツく更に交流戦重賞が組まれていないので走るメンバーレベルの差も大きい
〈参考大井ダ1600mコース〉
・盛岡のコースはどの距離設定でも当てはまるが地方の強豪馬であっても勾配ありのコースで実績の無いタイプは苦戦傾向
盛岡ダ2000m 特徴と傾向
・盛岡ダ2000mは言わずと知れた盛岡のチャンピオンコース
・スタート位置は3コーナー地点奥のポケットからの発走しコースをぐるりと1周半するコース
・スタートしてから最初のコーナーまで約500mあるがその間1.5mの上り区間が300m近く続く為ハイペースになり難いコース形態
・マイルに比べ距離は400m分増えるだけであるが
1600mより上り区間が700mほど増える為見た目以上にタフなコースに変わる
・スピードとスタミナの両方を試される地方屈指の名コースでもある
・冒頭でも前述したように交流戦重賞が行われる週の開催は最内の砂厚を普段より浅くする事もあるので前日時点で地元騎手がどの位置取りで回ってからも注意が必要
・基本的に逃げ、先行有利であるが勾配をこなせるJRA勢なら差しも決まる
・盛岡競馬場の特性上道悪になると高速ダートと化すので注意は必要
・レコードはJBC開催が行われた際の2014年のJBCクラッシックで重馬場で2:00.8をコパノリッキーが叩き出している
平坦の大井の2000mのレコードが砂厚など2010年なので2世代前の規定とは言えスマートファルコンの2:00.4(良)なのを考えると勾配がある盛岡でこのクラスが道悪で走ればこれだけ時計が出て如何に高速ダートと化すのか理解し易い。
・盛岡のコースはどの距離設定でも当てはまるが地方の強豪馬であっても勾配ありのコースで実績の無いタイプは苦戦傾向
今回の更新は以上となります!!
(需要があれば他のコースも追記したいとは考えてはいますが…)
他の地方競馬場ガイド
岩手競馬(水沢競馬)
門別
南関4場(大井.川崎.船橋.浦和)
名古屋.笠松
金沢
兵庫県競馬(園田、姫路) 特徴や傾向
高知競馬
佐賀
.