2023年の今年デビューの新種牡馬は1番の種付け頭数の集めた注目の目玉とも呼ばれるレイデオロもいますが今回は異国の輸入種牡馬ブリックスアンドモルタルを取り上げたいと思います。
種牡馬傾向は産駒デビュー数年後も配合や育成傾向で中々定まらなかったりもしますが筆者の妄想混じりとはなる面は強いですが掘り下げて書いていきたいと思います。
ブログ記事執筆時点の2023年6月16日現在の情報を元に書いております。
ブリックスアンドモルタル産駒 考察(妄想)
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ブリックスアンドモルタルのプロフィールや成績
2014年産まれ
牡馬
生産国 アメリカ
生涯成績 13戦11勝 (うちGⅠを5勝)
2019年エクリプス賞 全米年度代表馬、全米最優秀芝牡馬
〈主な勝ち鞍〉
・ペガサスワールドカップターフ(GⅠ)
・ターフクラッシックS(GⅠ)
・マンハッタンS(GⅠ)
・アーリントンミリオンS(GⅠ)
・ブリーダーズカップ・ターフ(GⅠ)
・アメリカ競馬名誉の殿堂博物館S(GⅡ)
・ムニスメモリアルハンデキャップ(GⅡ)
5歳時にペガサスワールドカップターフからBCターフまでGⅠ5連勝で年度代表馬まで上り詰めた。
ダート馬優先のアメリカ競馬の中芝路線でありながらも全米年度代表馬と輝かしい実績を引っさげて電撃的な種牡馬入り輸入となったが、
社台ファーム代表の吉田照哉氏がGⅠ3連勝時点で種牡馬としての権利を購入しておりそれがキッカケで日本での種牡馬入りが実現されたのだが、
その後BCターフを勝ちエクリプス賞で年度代表馬になっていたらまずアメリカ側が手放さなかったと思われるので日本で種牡馬入りするのはかなり幸運だと感じる。
ブリックスアンドモルタル 血統
五代血統表
〈参照元:netkeiba.com〉
父はジャイアンツコーズウェイ(Giant’s causeway)はストームキャット(Stom Cat)の直仔であるが、
日本では主な活躍馬は2011年マイルCS勝ちのエイシンアポロン筆頭に数頭重賞馬は出してはいるものの今ひとつ父系として日本では根付いているイメージは無い。
本馬の場合は
Stome Bird 3×3
Prince John 5×5
とややストームバードのインブリードが濃く輸入当初は日本ではディープインパクトと相性の良かった父ストームキャットの繁殖牝馬も多く大丈夫かな?とは思ったが
初年度178頭、2年目180頭、3年目127頭と変わらず100頭以上の繁殖を集めているのを見ると馬産や育成の現場でも評判は良く2022年のセレクトセール1歳では3億円以上の値の付いた産駒もいるなど比較的日本の競馬界でも印象は良いのかな?と感じる。
実際繋養先の社台SSからの一口馬主向けのコメントは割と良いトーンで出てるのもあり不安よりも期待度の方が高そうである。
産駒の馬体的特徴
サンデーサイレンス系やミスプロのキングマンボ直仔のキングカメハメハ系の馬体をここ10年サンデーサイレンス系に関しては20年見てるので馬体の馴染みが薄くノーザンダンサー系末裔となると中々見慣れないが、
ボテっと出た腹袋が特徴的でもあり、一昔前のブライアンズタイム産駒のような腹袋ではあるがジャイアンツコーズウェイ自身が母系にロベルト(Roberto)が入ってる事を考えるとなるほどなと感じさせられる。
エイシンアポロンもパドックでは腹袋は2歳時からボテっと見えていたしジャイアンツコーズウェイ自身の特徴をそのまま伝えるとも見える。
現時点で既に勝ち上がってる産駒
・ゴンバデカーブース
〈参照元:netkeiba.com〉
母の父ディープインパクト
兄弟からは今のところ目立った産駒は出ていないが母はJRA4勝で祖母のレディオブヴェニスに関してはアメリカの芝GⅠを戦った馬でもありGⅡGⅢを計3勝。
この母系からは9歳まで芝の重賞戦線で活躍したアクションスターがいる。
〈追記〉
後にサウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)を制し産駒初のJRA重賞勝ち馬となる。
・テラメリア
母の父ヴィクトワールピサ
母テラスノヴァはJRA4勝の初仔であるが祖母はエアトゥーレと祖父母スキーパラダイスと如何にも社台血統の良血。
この母系からはアルティマトゥーレ、キャプテントゥーレ、クランモンタナ、シルヴァーソニック(現役)などもいる良血馬。
育成が順調に行ってたのもあるだろうがセレクトセール前に2頭早期デビューしてその2頭ともが新馬戦から勝ち上がっており、
この後控えるセレクトセールへ向けてスタートダッシュはしっかりと決めており。
社台RH、GⅠレーシングと2頭とも社台グループの馬であるが母父はサンデーサイレンス系との相性も良さそうなのが実戦で即結果を出している点が更に種牡馬需要を高騰しそうな気配もあるが現時点では最高のスタートと言えるのではないだろうか?
ブリックスアンドモルタル 産駒特徴や傾向考察
(今後出て来る産駒で勿論傾向は変わって来る事を念頭に置いて読み物としてお楽しみ下さい)
まだ現状2頭しかデビューしておらず、2頭とも走りもゲートも子供っぽさが見え如何にも新馬戦の走りだったのもあり何ともではあるが…
その2頭ともに単騎で逃げれており(テラメリタに関してはゲート前ゴネて目隠しでゲートに入りやや出負け)
先行力はかなり優れている印象で
ある程度押して出して行っても前に行って折り合いが付いており
2頭ともに長く良い脚を使えている印象は持つ。
既にデビューしている2頭とも東京、阪神のマイル戦デビュー
であるが馬体見ても距離伸ばした方が良さそうに思うので今後主戦場はマイル前後よりも2000m前後になって来そうで
スピードや瞬発力よりかは持久力寄りな印象を特に感じこれなら距離伸ばした方が良さそう。
今後出て来る肌馬でコロッとイメージは変わりそうではあるが…
父系でのストームキャット系のイメージは良くも悪くも一本調子なスピードタイプな面は多少ながら受け継ぎそうであるが、
母系のサンデーサイレンス(特にディープインパクト)でどこまで瞬発力が補えるかが鍵となりそう…
特に母父ディープインパクトのゴンバデカーブースに関しては逃げたとは言えしっかりとコーナーで息が入っておりその辺の操縦性などは日本の競馬に対応出来たサンデーサイレンスらしさが出ていそう。
今馬体見れる産駒(デビュー前含む)でダートっぽい産駒はいないがある程度はこなせるかな?程度なのでそれについては後日追記出来たらと思います。
〈追記〉ブリックスアンドモルタル産駒の芝、ダート条件別傾向 や道悪
※2023.10/15現在
芝では
札幌、東京、新潟、阪神で勝ち鞍あり。
距離は
マイル前後の1400m〜1600m区間で成績は良いが初年度産駒の番組が3歳へ変わって距離が伸びて行っても産駒を見るに2000m以上も適応可能と見て良さそう。
中山の坂や阪神の坂も克服しているように勾配もこなすパワーを備えており高速馬場も今の所はしっかりとこなす。
芝の道悪(稍重、重、不良)
まだ不良馬場を経験した産駒はいないが重馬場では馬券圏内となった馬が出ていないだけに芝の道悪はあまり得意では無さそうでデータを見ても稍重まで
(今の日本の高速馬場の芝をこなせるタイプに出てしまうとどうやら道悪のパワーを要求される馬場は苦手とする産駒が多そうだ)
ダートでは
(まだまだサンプル数は少ないのだが…)
2歳1勝クラスの東京マイルのプラタナス賞を
・イーグルノワール
が制した。(参照元:netkeiba.com)
産駒のダート勝利の2勝は全てこの馬の勝ち鞍となっているが、
勝利したのはコーナー4つの小倉ダ1700mとワンターンの東京マイルと傾向の全く違った競馬場で勝ち鞍をあげており今後遅いデビュー組は普通にダートのこなす産駒が出て来ると見られる。
(馬場差や走破時計やラップを精査したがイーグルノワールの勝った2023年のプラタナス賞で見せたパフォーマンスは2歳時にしてかなり優秀なものであったのは覚えておきたい)
得意な距離、競馬場、道悪など
まだまだ未知数ではあるものの・イーグルノワールの母父がシンボリクリスエスである事から日本国内でパワー型とされている種牡馬からダート向きの産駒が数々出て来ると予想される。
日本の高速馬場の芝のスピードにも対応出来るのでダートでも今後重賞クラスの大物も輩出されるのでは?と考えられる。
以上 産駒考察更新でした!!
〈同年2023年産駒デビューのスワーヴリチャード、レイデオロ、ニューイヤーズデイ、モーニン、エピカリス、カリフォルニアクローム、アルアイン、シュヴァルグラン、サンダースノー、ロジャーバローズ、ホークビル、アポロケンタッキー、アニマルキングダムの産駒の特徴や傾向はこちらから〉
〈2022年産駒デビュー マインドユアビスケッツ産駒特徴〉
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